嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

TKC会計事務所の経営計画書レベルを上げる

TKC会計事務所が作成する「継続MAS」をよりリアルに、数値の根拠まで提案する仕組みがあります。

継続MASのシステムは大変優秀な機能が盛り込まれています。私が指導する会計事務所も、今、継続MASを使った「経営計画書」の提案を重点的に行っています。

ある職員の言葉です。

  • 「継続MASは作成しているけど、顧問先の社長がモニタリングに興味を示さない」
  • 「具体的な商材や顧客対策が浅いまま数値化されるので、なんか経営者の気持ちが今一つはいってないようだ」
  • 「コンサルタントではない自分らは、細かい売上対策は専門外であまり深入りできない」

こういった現場の声は、貴方の事務所でもありませんか?

しかし、たった1つだけ、プラスすれが、こういう課題が少し改善されます。それはシステムでは解決できない、アナログ的な経営戦略や営業戦略を具体的に入れることです。それも、コンサルタントではない職員でもできるようなツールを使ってです。

マトリックスで総論をいくら書いても、企業固有の戦略、その企業の特性や「強み」とマーケティングを連動させた戦略はなかなか出てきませんよね。

その中小企業固有の経営戦略はどうやって生まれるのか?それは、SWOT分析と言うツールを使うのが一番、近道なノウハウだと考えます。

「今後可能性がある小さな市場」「差別化が可能なニッチ市場」はどこか、いろいろなセグメントから、具体的に抽出します。これが「機会分析」です。今までの総論的な「機会分析」では、経営者な納得しません。

そして、「そのニッチ市場や小さな可能性のある市場」が求めに対応できる経営資源」それが「使える強み」です。

この「強み分析」も相当誤解されています。

「強み」=「良い点」と思い込み、狙う市場ニーズとあまり関係ない事項を「強み」として並び立てているのが多いですね。

「市場を小さく見て、差別化可能なニッチ市場のニーズ(機会分析)」×「その個別ニーズに使える経営資源である「強み」」=「積極戦略」(カネも人も、時間も経営者のエネルギーも注入すべき戦略)になる訳です。ここに納得性があるから、経営者がヤル気になって取り組む訳です。たぶん、経営者の頭の中がつながった状況です。イメージができたんですね。だから、前向きにやろうとする確率が高くなります。

このSWOT分析を継続MASと連動させて、提案できれば、今の継続MASに益々付加価値付き、「実現可能性の高い抜本対策の入った経営計画書」になっていきます。当然、それは今各事務所が進めている「経営改善計画書」のコンテンツにもなります。実際に、当社が指導している会計事務所では、一部の経営改善計画書にSWOT分析を活用しています。

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