「中小企業SWOT分析の第一人者」「日本で一番SWOT分析をした男」と言われ、これまで400事業所以上のSWOT分析で「強みを活かした独自戦略」と「根拠のある経営計画書作成」支援。「SWOT分析を学ぶなら最初に学ぶノウハウ」と言われる。その成果は8冊のSWOT分析専門書として出版。本書ではSWOT分析から見出したKSF(重要成功要因)そしてKPI(重要業績評価指標)とモニタリングの実証済みのノウハウやフレーム記載の仕方をマニュアル化。特に会計事務所のMAS監査担当者やコンサルタントとして長期経営顧問を目指す方のマストスキルです。これまでKPI監査で多くの中小企業の体質改善が進み、業績回復のきっかけができました。
ある会計事務所のMAS担当者がこぼした本音
MAS(Management Advisory Servise)監査というコンサルティングを展開している会計事務所は多い。
しかし、どこまで効果を出しているのでしょうか?
実際にMAS監査に取り組んでいる監査担当者の声を聴くとこんな声が返ってきます。
●MAS指導料を別途に貰っているが顧問先の業績改善が進まず、心苦しい
●数字が分かる事で最初は予算と実績のチェックだけでも経営者は喜ぶが2年目からマンネリになりやすい
●効果を出している税理士のMAS指導の仕方が属人的で他の監査担当者がまねできない。再現性がない
●経営計画は作るが、その通り行った試しがなく、いくら予実チェックしても良くなっているという実感がわかない
など。
コンサルタントと同様に「特定のスキルを持ったプロしかできない属人的な要素」が大きく、また推進ノウハウも再現性がない事から、どこかの段階で行き当たりばったりになったり、終始一貫した指導ができない事が発生します。
これでは成果も出る筈もなく、場合によっては顧問先からクレームを発生させるかもしれません。
MAS監査の「根拠なき経営計画書」と予実チェックの限界
コンサルタント・会計事務所が支援する経営計画書の中身を見てください。
●強みを活かした経営戦略になっているか
●明確な商材根拠があるか
●強み商材が製造販売できる論理的な段取りがあるか
●売る為の仕掛け、マーケティング具体策があるか
●どういう行動プロセスで成果を出すか青写真は明確か
これらが計画立案時に十分詰められていれば、その後のモニタリングもそう難しくはないでしょう。
所が、ここの内容が浅い経営計画書が多いのが実態。
特に会計事務所が支援している経営計画書は詳細な数値ありきで、商材や戦略の中身は相手任せ。
当然、毎月のMAS監査で「収支結果と計画との対比、昨年対比」でいくら質問したり、経営者や役員幹部を責めても何の効果も出ません。
いわゆる「詰めが甘い」MAS監査になっているのです。
だから、予実チェックも形骸化したり、未達の場合の議論もいつも同じような言い訳がまかり通り、全然建設的な決定事項が生まれないのです。
例えば
●現場が忙しくて手が回らなかった
●人が退職してその時間が取れない
●人手不足で端からそんな新規の行動が無理
●社員が言う事をきかないなどなど
こういう言い訳を無視してファクトのみで進めるのが「KPI監査」なのです。
1 KPI監査は「経営者が自ら気づき、自ら改善行動を出すメソッド」
KPI監査のメソッドのベースが「SWOT分析」「業界の公式論」「ボトルネック理論」です。すべてがコーチングメソッドを使い「経営者幹部自らが課題の本質と真相を捕まえ、自ら改善の答えと行動計画」を立てる手法。コンサルタントや士業から指導やアドバイスされて行動するのではなく、自発的に行動改善を図っていくものです。KPI監査では多様なヒント提供とナッジ理論を使います。
2 KPI監査は「解約されないMAS業務、長期間続く業績検討会議指導」
「予実チェック」中心のMAS監査はどうしても飽きられます。しかしKPI監査では毎回、「行動プロセス」に深入りする為、修正行動計画のPDCAが行われます。しかもファクトのみで行う為、一般的な言い訳で使われる「ヒトの問題」には反応しません。ファクト中心の監査とそれを議事進行する事で「経営者からなくてはならない存在」となり、関係が長期化する傾向にあります。
3 KPI監査は「売上3億円以上、従業員20名以上の中小企業が興味を持つモニタリング手法」
多くのKPIは売上改善、粗利改善につながるKSFとKPIです。そのKPIの目標と実績をモニタリングし、その対策のアクションプランを毎回PDCAを回します。またそのKPIは時には賞与評価にも反映させます。こういう事から、従業員が20名以上いて、幹部と言われる人がいろそこそこの中小企業が興味を示します。零細企業が多いコンサルタント、税理士がもう少し規模の大きい顧問先を開拓したいなら、KPI監査ノウハウは必須です。
KPI監査マニュアル電子書籍内容
●A4判14ページの電子書籍(PDF)
●掲載コンテンツ
⑴KGI(重要到達指標)、KSF(重要成功要因)、KPI(重要業績評価指標)の位置づけとポイント
⑵KGI、KSF、KPI体系図で分かる事例(売上5億円製造販売業、個人ダイエットのケース)
⑶経営計画書からKPI監査の進める方法
⑷KPI監査モニタリングシートの書き方と事例
⑸KSFを聞き出す売上・利益10の固有質問のヒントとその解説
⑹ボトルネックから見出すKSFとKPI監査シート
⑺ある印刷会社のKPI監査モニタリングシート事例
㈱アールイー経営代表嶋田利広のプロフィール
●本社は熊本市中央区平成
●経営コンサルタント歴38年(2023年)450社の経営を支援
●「中小企業SWOT分析の第一人者」「経営承継可視化の伝道師」と呼ばれ、SWOT, 経営計画、事業承継指導実績400事業所、関連書籍7冊(累計7万部を超える) 計15冊をリリース。2023年4月に「事業承継見える化コンサル事例集」出版、この後「KPI監査の実務」 「SWOT分析を活用した根拠ある経営計画書事例集2」を出版予定
●熊本福岡、関東、関西、北陸に毎月12~15社の中小企業、病院や介護施設、認定支援機関の会計事務所の経 営顧問。10年以上の経営承継顧問としてこれまで30社支援
●延250名のコンサル・税理士が学ぶ国内唯一の「SWOT分析スキル検定」「経営承継戦略 アドバイザー検定」を主宰
●毎月70名のコンサル・士業が学習するコンサル技術サブスク塾「RE嶋田塾」主宰 ●2018年、2019年北海道、九州両財務局で金融庁職員、地域金融機関向にSWOT分析経営計画書」の講演
●京都大学経営管理大学院(EMBA)「SWOT分析とKPI監査」の講義担当
●銀行員コンサルティング塾塾長