嶋田利広ブログ

SWOT分析コンサルタント

2026.7.31 形だけの現状認識から「稼ぐ独自戦略」へ!普通のSWOT分析とRE経営式クロスSWOT分析の決定的な違い

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経営戦略の立案ツールとして広く知られる「SWOT分析」ですが、多くの企業やコンサルタントが実践している一般的なSWOT分析と、RE経営が提唱・実践する「実践クロスSWOT分析」との間には、成果や実行可能性において極めて決定的な違いが存在します。

それは約25年間、450事業所でクロスSWOT分析を行い、実践してきた事例があるかラです。

このノウハウを300名超の中小企業診断士や税理士も学び、更に京都大学経営管理大学院EMBAでも取り入れている実践ノウハウです。

 

一般的なSWOT分析の多くは、単なる「現状認識」や「マスの埋め合わせ作業」で終わり、具体的な行動や業績改善に繋がらないケースが後を絶ちません。

これに対し、RE経営の実践クロスSWOT分析は、自社の潜在的な強みをニッチ市場にぶつけ、明日から即実行できる固有の戦略と行動数値(KPI)へ落とし込むノウハウに特化しています。

本レポートでは、両者の違いを**4つの目次(テーマ)**に分け、実際の事例やエピソードを交えて具体的に比較・解説します。


1. 【目的と姿勢の違い】現状認識の「作業」で終わる普通 vs 固有名詞と数値で「稼ぐ戦略」を創るRE経営式

①普通のSWOT分析:4マスを埋める「現状認識」と抽象的な総論

一般的なSWOT分析では、「強み(S)」「弱み(W)」「機会(O)」「脅威(T)」の4つの枠に思いついた要素を箇条書きにして満足してしまうケースが非常に多く見られます。

また、クロス分析を行ったとしても、「Webを活用して新規開拓する」「健康志向に対応した商品を開発する」といった、どの会社にも当てはまるような抽象的で大雑把な「総論・業界の常識論」に終始してしまいます。

これでは、1ヶ月後に見返した際に「誰が、何を、どのように行動すればよいのか」が全くイメージできず、実行に移されることはありません。

②RE経営式のクロスSWOT分析:「固有名詞」と「収支・数量換算」の超具体策

RE経営が実践するクロスSWOT分析のゴールは、現状認識ではなく**「勝てるニッチ市場における独自の積極戦略(強み×機会)の構築」です。

最大の特徴は、すべての文言に「固有名詞」**(特定の顧客属性、具体的な商品・サービス名、パッケージ内容、販売キャンペーン手法)を盛り込む点にあります。

さらに、立案した戦略を実行した場合の「想定単価」「販売数量」「期待される売上・粗利効果」「必要な経費」をその場でアバウトに数値化(おカネ換算)します。

戦略が数値と具体的な行動に紐づくため、経営陣は「これならいける!」と強い確信と当事者意識を持ち、検討会後に明るい表情へと変化します。


2. 【アプローチと時間配分の違い】ネガティブな弱み探し vs 「機会×強み」のニッチ特化と徹底深掘り

①普通のSWOT分析:S→W→O→Tの順で進め、「弱み・脅威」で議論が冷え込む

教科書通りのSWOT分析では、文字通り「強み」→「弱み」→「機会」→「脅威」の順で議論を進めがちです。

しかし、中小零細企業で「弱み」や「脅威」の分析に長い時間を割くと、現場からは「資金もない、人もいない、できるわけがない」という「現実の壁」「固定概念の壁」「トラウマの壁」が吹き出します。

その結果、議論全体が重苦しいネガティブな空気に包まれ、結局は「何も新しい挑戦ができない」という結論や、従来の延長線上の無難な戦術に落ち着いてしまいます。

②RE経営式のクロスSWOT分析:「機会」起点(マーケットイン)と「強み」への時間集中

RE経営では、検討の順番を**「機会」→「強み」→(必要に応じて「弱み」・「脅威」)**とし、時間の8割以上を「機会分析」と「強み分析」、そしてその掛け算である「積極戦略」に集中させます。

  • 機会(O)の深掘り: 業界のメガトレンドや大手が狙うレッドオーシャンではなく、「顧客の困りごと」「B・Cランク客の予期せぬニーズ」「他社の逆張り」「高価格帯需要」といった**ニッチ市場・ニッチカテゴリー(小さなチャンス)**を、「30のタラレバヒント質問」を用いてあぶり出します。
  • 強み(S)の深掘り: 単なる「マナーが良い」「社屋がきれい」といった自己満足の「良い点」を排除し、**「顧客が費用を払ってでも自社を選ぶ決定的な購買理由(ファクト)」**を特定します。顧客資産・商材資産・人財技術資産・組織機能資産・コラボ資産の5つの視点から、当事者すら忘れていた「潜在的な強み」を根掘り葉掘り引き出します。

3. 【ファシリテーションと手法の違い】コンサルタントの持論誘導 vs 空中戦を排除するリアルタイム文字化とコーチング

①普通のSWOT分析:コンサルタントの持論押し付けと「言葉の空中戦」

評価されないコンサルタントが行うSWOT分析は、自らの知っている大手企業の事例や業界の常識をベースにし、「コンサルタント自身の持論」へ強引に誘導する傾向があります。

これではクライアントの納得感が得られず、作られた計画は実行されません。

また、付箋を貼るだけや言葉だけで議論を進める**「議論の空中戦」**を行うため、参加者の意識が散漫になり、アイデアが立ち消えになってしまいます。

②RE経営式のクロスSWOT分析:リアルタイムモニター投影とコーチング型ヒアリング

RE経営の現場では、コンサルタントがプロジェクターや大型モニターにPC画面を直接投影し、ヒアリングした内容を参加者の目の前でリアルタイムに文字化していきます。

視覚を一点に集中させ、文字化された表現を全員で確認・修正しながら進めるため、「空中戦」が完全に排除されます。

さらに、支援者は「ティーチング(教える)」ではなく「コーチング(引き出す)」に徹します。

「なぜその顧客はそう言ったのか?」

「他社ではなくなぜ自社に来たのか?」

という5W2Hの深掘り質問(再質問)を繰り返すことで、経営者自身の中に眠っている「真の答え」と「パッション」を言語化させます。


4. 【具体的事例で見る決定的な差】「現場が動かない表面分析」と「V字回復を導く実践クロスSWOT」の対比

 

事例①:コンサルタントA氏(ベテラン・普通) vs コンサルタントB氏(初心者・RE経営式)

  • 普通のSWOT(A氏): 20年以上のキャリアを持つベテランコンサルタントA氏は、SWOT分析の理論や業界知識が豊富でした。しかし、面談では自らの知っている「業界常識」や「大手がやる戦略」をベースに持論へ誘導したため、クライアントは表面上納得したものの、そこで生まれた戦略は現場で一切実行されず、顧問契約にも繋がりませんでした。
  • RE経営式(B氏): 一方、SWOT分析の知識が浅く業界事情も知らない若手コンサルタントB氏は、RE経営のノウハウに従い、徹底して「コーチング」と「ファシリテーション(合意形成)」に注力しました。経営者や幹部8人の本音とアイデアを深掘り質問で引き出し、全員が納得する1つの「積極戦略」に絞り込んだ結果、クライアントから「自社の方向性が明確になった」と最大限の賛辞を獲得しました。

事例②:介護施設における「潜在的強み」の発見と商品企画化

  • 普通のSWOT(表面的な解釈): マンネリ化したレクリエーションに悩む介護施設において、「前職が百貨店のビューティーアドバイザー(化粧品販売員)だった新人女性職員が入社した」という事実がありました。普通の会議や浅い分析では、「それは素晴らしい経験を持つ人が入ったね」「施設内で利用者に喜んでもらおう」という単なる美談や社内の「良い点」で終わってしまいます。
  • RE経営式(ロジカルな深掘り): RE経営のファシリテーターは、この事実を逃さず「そのプロの技術を、当施設の公的な差別化サービスとして仕組み化するには何が必要か?」「ケアマネジャーやご家族にどうPRするか?」と深掘り質問を重ねました。その結果、「女性利用者の誕生日にプロのお化粧を施し、その輝く笑顔を動画や写真におさめてご家族へプレゼントする」「それをHPやブログで発信し、施設の独自ブランディング(USP)につなげる」という、入所者獲得に直結する強力な新規誘客サービスへと昇華させました。

事例③:観光ホテルの経営改善計画(破局のシナリオからの逆算)

  • 普通のSWOT: 経営難のホテルに対し、「一般的な観光需要の取り込み」「客室の改装」「接客マナーの向上」といった教科書通りの改善策を並べ、机上の空論の収支計画を作成するにとどまります。
  • RE経営式: 金融機関への返済原資を算出するため、まず「このまま何もしなければ3年後にどう破綻するか」という破局のシナリオを数値化し、必要な差額売上(例:6300万円)を明示しました。その上でクロスSWOT分析を行い、「大都市に近い立地を活かした小規模修学旅行・勉強合宿の全館貸切プラン」「官公庁向けの会議+宴会+宿泊パック」「グランドゴルフ大会の年2回開催」など、想定単価・利用人数・粗利が明記された具体的な商材対策を積算し、金融機関から「ここまで具体的に作られた計画書は見たことがない」と絶賛される根拠ある計画を完成させました。

まとめ:SWOT分析の違い比較表

SWOTでRE経営の違い一覧.jpg

RE経営の実践クロスSWOT分析は、単なるフレームワークの解説にとどまらず、現場で経営者の本音と情熱を引き出し、会社をV字回復へと導く「経営伴走型の実践技術」そのものなのです。

 

中小企業のクロスSWOT分析ノウハウを真剣に習得したいなら、弊社主宰の国内唯一のSWOT分析専門検定「SWOT分析スキル検定初級講座オンライン」の受講をおススメします。

これまで300超のコンサルタントや会計事務所がそのノウハウを学び、各経営支援現場で活用されています。

特に今後の「企業価値担保融資」において、このクロスSWOT分析の在り方が大変重要になってくるでしょう。

詳細は下記から

https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-beginner

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