「全然他のコンサルとは違うSWOT分析だった」その経営者が言った理由とは?

SWOT分析、KPI監査、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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先日、私が支援している関西の税理士事務所にて、その顧問先経営者と幹部を招いて、SWOT分析半日研修を実施。

この税理士事務所では、自事務所のMAS監査ノウハウを型決めする為、私が1年間を指導しています。

その中で顧問先経営者を事務所会議室に招いて、「実際のMAS監査の付加価値」を体感してもらっています。

今回はその1回目で、飲食店チェーンの経営者と役員2名とSWOT分析をして1回目が終了した時、その経営者から出た言葉が「全然ほかのコンサルとは違うSWOT分析だった」のです。

では何がどう違ったのか?

1,以前SWOT分析指導を受けたコンサルのパターンとは?

これは「SWOT分析を指導するコンサルあるある」なんですが、フレームを渡してそこに相手任せに記入させ、それをSWOT分析指導としているコンサルが全国にはたくさんいます。

この経営者が以前SWOT分析の指導をしてもらったコンサルがまさにそれ。

そのコンサルや単なるSWOT分析だけでなくそのヒントに「アンゾフ成長マトリックス」のフレームにも書くように指導したそうです。

しかし、経営者がただフレームに書くだけなら、日ごろの顕在意識にあることを記入するだけで、単に「頭の整理」の意味しかありません。

これまで私が経営者と共に行った「SWOT分析」は、相手に任せて書かせるような表面的なものではなく「深堀質問」から経営者幹部の「潜在意識」の意見やアイデアをあぶりだすものです。

まだ全国にはその思考法や技術、ヒント力を持たず「表面的なSWOT分析」で「これがSWOT分析です」と豪語している輩が多いのです。

すると経営者もSWOT分析なんてあまり効果がないよね」と思ってしまいます。

悲しい限りです。

 

2,「強み深堀」が全く違う

この経営者が1日の終わり方に言った言葉

「以前のコンサルさんの強み分析とは全く違いますね。ここまで強みを深堀して考えたことがない。今日は多くの発見がありました。」

と。

何故、「強み深堀が違う」とこの経営者を驚いたのか?

それは

いつも言っていることだが、一つの事象や経営資源を聞いたら、

●その背景

●強みに成長した理由

●他社でもやっているのに何が違うのか

●どこでその強みが変化点があったのか

こんなことを連続して聞き出しているからです。

こういう聞き方をすると、経営者役員は「そういえば、何故だったんだろう?」などと考えながら返答をします。

その結果、強みヒアリング」を通じて経営者役員が新たな気づきにつながる訳です。

 

3,使っていなかった「強み」を再発見した 

この「強み分析」の結果、今まで使っていなかった経営資源を再確認でき、経営者と役員が「●●を改めて取り組もう。今まで勿体ないことをしていたな」と話し合いがされました。

元来もともとあった「強み」が目先のことで忙殺され、活かされず冷蔵庫にしまったままだったという事です。

潜在的にあった「強み」は腐ることはないが、使うタイミングを逸するとあまり効果が出ないこともあります。

改めてSWOT分析で「強み分析」をすることは、この勿体ない「活かされていない強み」を再認識する場になったのです。

多くの経営者役員は自社のことは良く分かっていると自認しています。

しかし、改めて深堀質問すると「灯台下暗し」のようなことが多々あることに驚愕する方も多い。

 

SWOT分析をコンサルティングするという事は、コンサルがアイデアを出すのではなく、経営者役員が自らの潜在的なアイデアを出し、それを独自戦略に展開させていくことです。

そういう本質を知らずに「SWOT分析もどき」が横行していることに一抹の不安を感じる今日この頃です。

 

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