資本性劣後ローンを申請する経営改善計画書に必須のクロスSWOT分析
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
たった今(2022年1月22日)、経営財務コンサルタントとして国内TOPクラスの(株)しのざき総研社長、篠﨑浩嗣さんのオンラインセミナー(新日本保険新聞主催)を受講を終えました。
コロナ融資が終わった後、返済据置期間の終了で実際の返済が始まります。
しかし、いままたオミクロンと原油高、輸入物価の高騰、半導体不足での製造業の減産そして株安、円安とコロナで落ち込んだ中小零細企業が立ち直るには、あまりに環境が厳しい。
そんな中、返済が厳しくなり、しかも赤字が連続した事で財務が痛んだ中小零細企業には、金融機関も厳しい態度をとる。
そこで政策公庫や商工中金などが実施している「資本性劣後ローン」の重要性が増している。
資本性劣後ローンとは長期の一括返済でその期間、融資なのに資本としてみなされ、財務改善が一気に進むものです。
金利は払うが元本は数年後、10年後、20年後に一括返済(ただし業種や条件により20年などの長期返済は厳しいらしい)するものです。
今日の講師である篠﨑氏は既に資本性劣後ローンを40社近く通し資本性劣後ローンの表事情だけでなく裏事情も精通した、たぶん国内でNO1の実績の持ち主です。
私とも一緒に出版をした仲で、事業再生から財務改善、融資支援などのコンサルティング実績が多く、彼が主宰している「日本財務力支援協会」では、彼を慕い勉強しているコンサルタント、会計事務所、保険人が200名超います。
その篠﨑氏いわく、
「通常の融資以上にその条件や経営計画書・申請書の書き方は難しい」
らしい。
無担保無保証で資本扱いされるのだから、当然でしょう。しかも政府系だから余計に。
1,クロスSWOT分析の是非が 計画書を決める
資本性劣後ローンを通す為に「詳細な経営改善計画書」が求められるが、当然返済ができる・収益が改善する根拠が要求されるとの事。
しかも通常の「経営改善計画書」以上に。
そこでやはりクロスSWOT分析でどこまで堀りさげて、経営戦略を練られるかがポイントという事です。
もともと、篠﨑氏とは私が2011年に出版した「SWOT分析を活用した経営改善計画書作成マニュアル」という本が出会いのきっかけでした。
彼がこの本を読み、その後ご縁を頂き、弊社主宰の「SWOT分析スキル検定マスターコース」まで上り詰めました。
彼のようにクロスSWOT分析を堀さ上げて実施するには、相応の学習が必要です。
先ず「機会分析」をするときに、3C分析、4P分析、PESTLE分析等をしっかり議論します(SWOT分析スキル検定では「3C,4P,PESTLEが入った 30の機会分析の具体的ヒント」が習得できる)
その後「強み分析」では、現在の経営資源の小さなヒトモノ管理の中身を見出します。
「脅威分析」では、5フォース分析が重要なようです(SWOT分析スキル検定での脅威分析では5フォースの課題も含まれている)
そうして「独自の積極戦略」や「撤退縮小戦略」を細かく見出すのです。
言葉でいうのは簡単そうですが、実際に「詳細なクロスSWOT分析」ができる人は国内を見てもそう多くありません。
私が主宰している「SWOT分析スキル検定」の履行者やその後の「zoomでのSWOT分析ロープレ」などしっかり取り組んでいる人は200名超程度です。
本格的なクロスSWOT分析スキルを学びたいなら、
https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-beginner
また、業種別のクロスSWOT分析事例の実例テンプレが欲しいなら
https://store.re-keiei.com/products/swot-knowhow
このクロスSWOT分析は、資本性劣後ローン計画書の肝になります。
篠﨑氏もこれを徹底して取り組んでいます。
どんなに上っ面の返済計画書や収支計画書を書いても、政府系を説得できないとの事です。
2,5年分の「根拠ある経営計画書」と資金繰り表
クロスSWOT分析から出たきた各種の経営戦略、商材戦略、顧客戦略、価格戦略を収支計画に反映させます。
そして通常の業績予想と積極戦略、致命傷回避撤退縮小戦略、改善戦略で生まれた各種具体策を売上や原価、経費に反映していきます。
更に実際の戦略が実現可能な行動プロセスやアクションプランを緻密に書いていくのが「根拠ある経営計画書」というものです。
これも2020年に篠﨑氏と共著した本に詳しくノウハウと事例を掲載しています。
その収支計画書と実際の支出と入金を見ながら資金繰り表を5か年分作成していくのです。
この辺りのストーリー性と関連性をしっかり、論理的に書かないと政府系を説得できないでしょう。
3,普通の会計事務所では厳しい、プロの専門家に相談するのが一番だが・・
資本性劣後ローンは、実践的クロスSWOT分析ができて、2で述べたように論理性のある5か年計画書と作文、そしてその説明を経営者に指導するノウハウが必要です。
すると、身近な相談相手である普通の会計事務所では対応が厳しいでしょう。
会計事務所の泣き所は「クロスSWOT分析で超具体的な商材戦略、顧客戦略、価格戦略」を導き出せない方が多い事です。
だから、今回の篠﨑氏のセミナーでも言っていましたが、「資本性劣後ローンを通せるプロ」に依頼するのが一番です。
但し、篠﨑氏のような資本性劣後ローンの百戦錬磨のコンサルタントにはなかなか依頼できません。何せ彼は忙しすぎるから。
私にしても「クロスSWOT分析で詳細な商材・顧客・価格戦略は出せますが、それ以降の資本性劣後ローン用経営改善計画書作成、経営者への金融機関との説明ロープレなどは経験がない」
だから私に相談があったらその可否も含めて篠﨑氏につなぐ予定です。
かといって、資本性劣後ローンを売り文句にしているコンサルタント会社はバカ高い金額を行ってくる可能性があります。
そういう事で、コンサルタント、会計事務所、士業、保険人は今は「クロスSWOT分析から経営改善計画書の流れ」を実務的に学ぶ事が大事だと言えます。
SWOT分析スキル検定中級リモートコースでは、深いクロスSWOT分析の知識と実務ノウハウ、そして経営改善計画書の書き方までオンラインで学習できます。(SWOT分析の基礎知識がない方は、ご遠慮ください)
https://store.re-keiei.com/pages/swot-certification-intermediate
2022年4月以降の「コロナ不況本格化」に備えて、クロスSWOT分析ノウハウをどんどん吸収してください。
毎月開催のサブスク塾「RE嶋田塾」なら、SWOT分析スキルと経営改善計画書支援スキル習得に即効効果がある「実践的な解説、ツール、実例テンプレ」が手に入ります。
2月からでも参加可能です。
詳しくはこちらから
https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course
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