他人と比べるな!自分の隠れた「強み分析」コツ

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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「君の仕事での強みって何?」

そう質問した時、顧問企業の営業マンの表情が固まりました。

「小さなことでも良いし、顧客から過去褒められた事でもいいから・・」

と質問を続けていきますが、即答できません。

その後、彼から

「そんな、他人に強みって言えるほどのものが自分にはありません。」

と。

これって、多くのビジネスパーソンが思っていることではないでしょうか?

口では「強みを活かそう」というけれど、「自分の強み」が見えないのです。

1,「強み」は他人と比較しない

「強み」の質問をした時「他の人と比べたら、そう大した強みとは言えない」と脳裏をよぎる事がないでしょうか。

そして自分の「強み」に蓋を閉めてしまうのです。

これが企業単位の「強み分析」でも、大手企業と比較したら「うちの強みなんて、そんなに自慢できることではない」

と、やはり「強み」としてピックアップしません。

「強み」とは、他人、他社と比較してああだこうだというものではありません。

今取引している顧客や、あなたのことを評価してくれている上司仲間がどう感じるかです。

もっとぶっちゃけて言うなら「他人からどう言われようと、これが私の強みだ」と言い切ることが大事です。

他人と比較して卑屈になっている間は、オリジナルの「強み」としいつまでもブラッシュアップできません。

 

2,「強み」は結構小さいこと

個人の「強み」であれ、法人の「強み」であれ、「強み」は結構小さいところをピックアップする方が、活かし方が見えてきます。

「顧客が喜ぶサービスノウハウ」などと大きく考えず、「あの顧客に、〇〇したら喜んでくれた」というその小さな〇〇でいいのです。

 

以前もある居酒屋の「強み分析」の話を紹介しました。

ある居酒屋が緊急事態宣言で夜の売上が壊滅状態になり、ランチのテイクアウトで凌ごうと「SWOT分析」をした時に事です。

この居酒屋の役員幹部から出てきた「強み」は、魚がおいしいとか厨房が広い、団体対応ができるなど居酒屋としての「強み」ばかりでした。

そこで発想を変え個人の「強み」を聞き出したら、ある幹部が「バルーンアートでトイプードル」ができるといってきた。なんでも子供の保育園の「おやじの会」で子供にバルーンアートを作っているので、直ぐ作成できると。

そこで、そのバルーンアートをランチ弁当を買ってくれた方のプレゼントして、子供受けする事をPRしよう、SNSで告知しようという発想になりました。

味や見た目にそれほどのインパクトがなく差別化できない弁当なので、プレゼントで差別化するという企画でした。

これはかなりヒットしました。

このように「大上段から強みを議論」する前に、個人単位の小さな「強み」でもいいのです。

 

3,「強み」と企画が連動した時、イメージがわく

この「強み」はそれ単体では機能しません。

仮に「あなたの強みは〇〇ですね」と分かったとしても、それをどのように生かし、どんな企画でアピールするかが決まらない限り、「強み」を効果的に活かせないのです。

個人の「強み」も法人の「強み」も、その「強み」を、どんな企画に乗せて具体的な行動をするかを決めなければなりません。

その時、クロスSWOT分析が超効果的なのです。

「強み」を評価する具体的な「機会」を探し出します。

また「機会」に使える「強み」をカスタマイズします。

ある「強み」とある「機会」を掛け合わせて、「その人ならではのUSP(独自のウリ)」まで、具体的に掘り下げます。

簡単に言うと

その「強み」をどこに(ターゲット)、どんなうたい文句(キャッチコピー)、どんな提案方法で(アピール企画、アウトプット)、どのように行動(どんな行動プロセス)で、いつから始める

こういうことを決めていきます。

このイメージが沸いたら、普通の人は俄然やる気のボルテージは上がってくるものです。

 

具体的な個人の「強み」を引き出す質問ヒントは、いずれ少しずつ公開していきます。

 

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