事業再構築計画書 計画売上が足りない時の「商品バリエーション」とサブスク商品
SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。
第3次事業再構築募集期限が9月21日までになっています。
今も、事業計画書をいろいろ練っている方も多いことでしょう。
事業計画書をを作成する際、
⑴必要経費が増えて、売上がかなり増える計画になった
⑵売上10%要件にもっていくために、無理くり売上数値にした
⑶単品商品でこんなに売れるとは思えない
⑷何となく、売上の辻褄が合わない。こんなに売れる気がしない
こんな感覚を持ちながら、収支計画を立ててないでしょうか?
即ち
ヤバい、このままでは事業計画書の売上予測が足りない
という事です。
申請者本人が思っているのだから、恐らく審査官も同様の事を感じるはずです。
そんな時、どうするか?
1,関連商品ラインナップを最初から計画化
メイン商品・サービスを売る事はもちろんだが、それだけだと顧客から飽きられます。
リピートを狙っても、よほど気に入られなければ途中解約や「1回限りの購入」になるのは常です。
事業計画で売上を作る時も、単品商品だけで5年間の「増収見込み計画」を立てると、余程の顧客開拓をやり続けなければなりません。
現実的に売上予定を実現する為に「新規顧客の開拓」依存度が大きいビジネスは、辛いものがあります。
やはりリピート客の存在こそ、事業の安定です。
しかし、そうそうリピートするような商材ではない新規事業も多いはず。
そこで、メイン商品とサブ商品を計画時から入れ込む事です。
サブ商品とは、「メイン商品・サービス」を購入した顧客が買いやすい「低価格商品」を言います。
低価格といっても付加価値があったり、「メイン商品」との関連性が強い事が大事です。
2,周辺商品・周辺サービスを作りあげるヒント
サブ商品はメイン商品の「周辺商品」「周辺サービス」「周辺業務」を指します。
「周辺ビジネス」であり、メイン商品より低価格であり、粗利率の高い商品をイメージします。
では、どうやって「周辺商品」を創り出すのか?
メイン商品での新規事業を議論する時、ターゲット分析をしたはずです。
ターゲット分析とは、この新規事業の商品を購入・利用する顧客の特性やニーズ、困り事などです。
例えば
ターゲット顧客の
- 「抱えている課題」
- 「喫緊で困っている事」
- 「このターゲット当事者でしかわからない悩みの本質」
- 「普通の人はおカネは掛けないけれど、この人達はそれにおカネを払う価値観を持っている」
等です。
その時にターゲット顧客の「周辺商品ニーズ」も一緒に議論します。
簡単に言うと、メイン商品とサブ商品(周辺商品)の抱き合わせ・セット販売をすると「割引特典」があるなどのメリットも出すことで、より売上計画の現実性が出てきます。
3,会員制・メンテナンスパッケージによるサブスクモデル
多くのビジネスも今は「継続ビジネスモデル」や「サブスクモデル」に舵を切っています。
商品特性上、リピート性の高い商品ならわざわざサブスク契約をしなくても、常に接点があるし、売上も続くでしょう。
しかし購入単価が高いものや一元性のもので「売ったら終わり」のビジネスは、常に新規の顧客開拓をし続けなければなりません。
都合よく2のような「周辺商品」が提案できればいいのですが、そううまくいかない場合はどうするか?
低額でも良いから「情報提供型会員制」や「メンテナンスパッケージの会員制度」などのサブスク商品を付加するのもありです。
商品を購入した人は、既に「わが社を信頼している状態」なので、そこが提案する必要不可欠な提案で、低価格なら受け入れる可能性大です。
一般的に購入単価の5%以内の商品の抵抗感はあまりありません。
周辺商品・サービス、そしてサブスクモデルなどの商品バリエーションを増やして、事業計画書に入れ込みましょう。
事業計画書の為だけでなく、実際に有効な具体策と言えます。
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