クロスSWOT分析の理論と実践を基礎から学ぶオンライン研修

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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今回の事業再構築計画書で、改めてクロスSWOT分析の重要性が確認されました。

多くの事業計画書をレビューするにあたり、「この計画書では内容が浅い」と感じるものはほぼ「クロスSWOT分析の浅さ」と連動しています。

特にクロスSWOT分析である「積極戦略」が薄いのは、「機会」と「強み」が薄いからです。

更に「積極戦略」」で「同業他社とは違う圧倒的な差別化の中身とそれを販売するマーケティング戦略」が希薄なままでは、とてもじゃないけど審査官を納得させることは難しいでしょう。

1,SWOT分析の基礎とは?

SWOT分析とは「強み」「弱み」「機会」「脅威」という、内部要因と外部環境を客観的に分析する手法です。

しかも多くのSWOT分析は、この4つマスを箇条書きにして埋めるだけのものです。

SWOT分析の醍醐味は、クロスSWOT分析にあります。

「可能性ある機会・ニッチ市場」と「そこに使える具体的な独自の強み」を掛け合わせて生まれる「積極戦略」に、自社の独自性・差別化の商材や戦略が書かれるのです。

しかし、そのクロス分析をせずに事業計画書には4マスを整理しただけで、転記しているのです。

SWOT分析を学ぶなら一番大事な基礎とは「クロス分析」を行う事です。

今回の事業再構築計画書では、先に「強み」を深掘りします。

何故なら「今の経営資源を活用した新規事業」が必須だと定義されているからです。

しかし、一般的な経営戦略を見出す場合、自社を取り巻く環境分析として「機会分析」を先に行い、その後、「その機会に使えそうな強みの深掘り」と進みます。

但し技術系企業や希少価値系企業の場合は、事業再構築計画書と同じように「強み分析」から始めます。

そういう基本的な事を良く分かったうえでSWOT分析を実践する必要があります。

 

2,SWOT分析を指導する人に不足しているノウハウ

今回の事業再構築計画書では、税理士や中小企業診断士、コンサルタントなどの支援を貰って申請した方も多いでしょう。

また金融機関や商工会などの団体が計画書支援をしたケースもかなりあります。

実際にどこまでクロスSWOT分析をしたか?

かなり疑問な所はあります。

クロスSWOT分析をしなくても採択されたケースも多いでしょうし(これは、業種的メリットと事業アイデアとマーケティング戦略がよかったから)

SWOT分析を指導するという事は「機会」」「強み」「積極戦略」の内容を指導をする事ではありません。

相手(経営者)からアイデアや意見をどんどん引き出す「コーチングメソッド」を使う事が大事です。

仮にコンサルタントや診断士のアイデアで採択されたとしても、果たしてその事業にどこまで責任感と思いの強さがあるか?

「補助金さえもらえれば良い」

という手合いのものではありません。

弊社が毎月実施している「zoomでSWOT分析ロールプレイング」というものがあります。

毎回、数名の方が参加し「社長役」と「SWOT分析のコーディネーター役」に分かれ、実際にヒアリングしながらフレームに文字入力をしていくという「模擬トレーニング」です。

このロープレを見ても「コーチングメソッド」を使うより、ついついアドバイスをしてしまい、それ以上「経営者役」に考えさせる質問やヒントが出せない方が多いのです。

このロープレはそういう癖を直し、客観的にヒアリングできるスキルを修得する為にあるので、このロープレを何回も経験した受講者は徐々に「ヒアリング力」「ヒント力」が向上します。

https://re-kentei.com/zoom-swot-basic-version.html

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要は「聞き込み力の浅さ」を改善しない限り、SWOT分析指導は上手にならないのです。

 

3,SWOT分析を検定制度にした理由

弊社が4年前から国内唯一の「SWOT分析スキル検定」制度を発足しています。

この検定は初級、中級、マスターと3段階に分かれ、初級経験者は現在(2021年5月)220名、中級は40名、マスターコースは10名です。

主にコンサルタントや税理士、診断士、保険パーソンの方たちです。

この検定は長年「中小企業でSWOT分析コンサルティング」をしてきた経験から、「使えるSWOT分析ノウハウの普及」を目指して発足しました。

特に「概念的・表面的なSWOT分析」で「これがSWOT分析です」と中小企業経営者に厚顔無恥に指導しているケースを何十件も見てきたので、「それは間違った指導です。正しいコーディネートはこれです」と伝えたい事が目的でした。

受講された方々からこんな感想を貰っています。

●クロスSWOT分析まで落とし込んだ経験がなかったので、とても参考になる手法だと痛感した。今まで見様見真似でしていたSWOT分析では効果がない事も確認できた(笑)(税理士)

●ヒアリングしながら相手(経営者)のペースを乱さず、質問を積み重ねると知らないうちに、「強み」「機会」「積極戦略」がどんどん埋まっていくノウハウはすごい(会計事務所課長)

●今後のビジョンや戦略を決める為に「SWOT分析」が有効だと思い、「SWOT検定」を受講しました。自社の「強み」の引き出し方や「機会」のニッチ市場の見つけ方のヒントは、そのまま当社の参考になるものでした。この情報を持ち帰り、社内の幹部を中心に再度「SWOT分析検討会」を行う予定です。大きなヒントをありがとうございました。次回は中級検定の方も後継者と一緒に参加する予定です。(製造業 社長)

●関与先の経営計画書を指導する際に、SWOT分析スキルが必須と日ごろから感じています。ただ実際にSWOTを使いこなしている方は身近におらず、嶋田先生が東京で公開研修をすると聞いて、参加しました。やはり、実践でやられている方のメソッドは、リアルだと痛感しました。(税理士)

●実際に質問を展開すると、途中で頭が真っ白になり、何を聞いているのか、どこの行こうとしているのか自分でも分からなくなった。多分現場でもこんなことが起こると思う。早く経験できてよかった(会計事務所職員)

この感想を見る限り、この「SWOT分析スキル検定」は十分意味があると感じています。

https://re-kentei.com/swot-basic-online.html

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SWOT分析の基礎をしっかり学びたいあなたへ

2021年8月末までにSWOT分析スキル検定 初級オンラインコース」をお申込受講の方へ、新刊「事業再構築クロスSWOT分析で創り出す戦略立案・事業計画作成マニュアル」発売を記念して、特典をご用意しました。

それは、さる6月26日(土)に東京神田で開催されたリアルとzoomセミナー「事業再構築クロスSWOT分析で創る事業計画書ノウハウ」での3講義(200分)をプレゼントします。

このセミナーは2万円(税込)です。

このセミナーでは「事業再構築用のクロスSWOT分析ノウハウと実例」「事業計画書のフレームに沿った書き方」を丁寧に解説しています。

終了したセミナー案内はこちら

https://re-kentei.com/business-restructuring-cross-swot.html

この機会に「SWOT分析スキル」と「事業再構築計画書ノウハウ」を一緒に習得しませんか?

 

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