自社の経営資源が「強み」だと分かれば後継者も『ヤル気』になる
パッと見て分かる「強み」はそうそう見当たりません。。一般の中小零細企業において、大手や競合企業と比較して、圧倒的な優位な「強み」はなかなかないものです。 一般的には「強み」は、現在の経営資源から見つけます。
経営資源とは、
- 「ヒト・・・人材の質量」
- 「モノ・・・設備、商品力、動産」
- 「カネ・・・資金、信用力」
- 「カンリ・・・管理ノウハウ、ITシステム、セキュリティ等」
- 「ギジュツ・・・生産ノウハウ、知識、ソフト力」
- 「ジョウホウ・・・Web、IT、先端情報」
- 「コキャク・・・顧客基盤、具体的なリスト等」
- 「ブランド・・・認知度、信頼性」
これらのどれを取っても、優位性がないと、 「自社には『強み』と言えるものがないからダメだ」と思いがちです。 しかし、そのように「強み」を大きく捉えない事が大事です。
ニッチ市場に使える「強み」こそ本当の「強み」
実は、「強み」とは、パッと見て分かるモノではありません。大事な事は「ニッチ市場」「ニッチカテゴリー」に、適合する「強み」かどうかが重要なんです。業界としては、不利な条件や「強み」がなく、「弱み」ばかりが目立つ企業でも、ある特定のニッチ市場」「ニッチカテゴリー」では、使える強みや経営資源があるかもしれません。
全体的に弱くても、
- ある部分だけ、
- ある顧客だけ、
- あるニーズだけ
- ある地域だけ
- あるテーマだけ
に「強み」を発揮できる「経営資源」こそ、「強み」と言えるのです。「ニッチ市場」や「ニッチカテゴリー」に使える、『強み』は、結構小さな「強み」の場合も多いものです。
これまで不良資産と思っていたものが経営資源に変わる
これまで「自社の弱み」「自社の不良資産」「自社のネック」だと思っていた事が、実は「勝負できる武器に変わる」瞬間があります。それは、「狙うターゲットを変えた時」です。
今までの通り、
「何でも売る」
「売れるものは売る」
「値下げに対応してでも売る」
「売る為に人を採用してでも売る」
「利益がなくても我慢して売る」
「潰れるより売上がある方がまし」 という概念の元、「売ってきた」企業は、「一般的な経営資源」の不足に悩んでいました。
「もっと〇〇があれば売れるのに・・・」
「もし、◇◇でなかったら、うれるのに・・・」
いわゆる「タラレバ」と言うものです。しかし、「ニッチ市場やニッチカテゴリー」にターゲットを変えると、まだまだ「使えそうな経営資源」が見つかることが多々あります。
そうやって、「まだまだ自社には使える経営資源」「強みになる経営資源」があると分かれば、後継者もやる気になるというものです。
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