短期結果を要求するクライアント、長期結果を期待するクライアント

私の長年のクライアントの経営者は、ほとんどが「長期結果を期待しているクライアント」です。眼の前の業績だけで右往左往せず、じっくりと体制づくり、戦略議論、人材育成を考えています。

1、短期結果ばかり追う社長とは

「そんな悠長なクライアントはいない、どの経営者も眼の前の数字が欲しい。だからコンサルタントに依頼しているんだ」と思っている方も多いでしょう。既にコンサルタントとして自立している方なら、お分かりだと思いますが、「短期結果ばかり要求する経営者とは、付き合いが短い」という事はありませんか?「短期結果や眼の前の課題ばかり言う社長」は、方針もコロコロ変えますし、ちょっとでも効果が出ないなら、コンサルタントも業者も、時には社員でさえ変えようとします。

腰が据わっていないから、時間をかけて果実を得るという我慢ができません。だから、いつも問題ばかり発生し、規模も大きくならないし、経営戦略の実現も進みません。それでいて、たまにはコンサルタントの責任にして、解約する場合もあります。実際には、将来儲ける為には、農耕法的な取り組みが必要です。

種をまき、水や肥料をやり、雑草を取り、花を咲かせて、果実を得ます。いきなり、種をまいて、直ぐ果実が成長するなら、それは大変な副作用のある成果です。しかし、短期結果ばかりいう社長は、結構こんな発想を期待しているんです。だから、短期業績を上げる見たいな、表現をするコンサルタントに飛びつきます。しかし、ほとんど上手くいきません。

2、長期結果を期待する経営者

長期結果を期待する経営者は、眼の前の課題ばかりではなく、常に未来を見ています。未来に「ああしたい、こうしたい」と希望があるから、その為の仕掛けやプロセスづくりに理解を示します。コンサルタントもじっくり取り組めるわけです。そして、そのような経営者はいろんか経験の中から「簡単には成功しない。失敗しないと学習できない」と思っています。だから成果を焦るよりも、時間をかけて取り組みます。

やっぱり、そういうクライアントは売上規模も、組織も成長していきます。社長を信頼する役員、幹部が育ち、その幹部を認める社員も育っていきます。私のクライアントは、7年以上の付き合いがほとんどで、10年以上も半分位います。規模の違いはありますが、従業員数数十名以上の規模です。そういう経営者は「ビジョン」を大事にします。だから「ビジョンを共有するから、コンサルタントとの付き合いも長くなる」のかもしれません。

 

長期結果を期待する経営者とのふれ合いを増やしましょう。小規模零細の短期結果ばかり求める社長との付き合いはほどほどに。

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