能力評価なら、上司のさじ加減は通用しない
一般に人事考課は、
- 「勤務態度、姿勢、人柄」を中心とした「人間性評価」
- 期間中の実績や業績を中心とした「成績評価」
- 職務能力・技能・知識を中心とした「能力評価」
の3点からなっています。
これを1枚に人事考課シートで行うとすると、どうしてもすべてに表現が抽象的になります。抽象的な人事考課は、「評価する上司の価値基準に基づくさじ加減」になってしまうのです。確かに勤務態度や姿勢に問題がある職員はいますが、彼らは能力も技術もないのかと言えば、そうではありません。でも、一般的な人事考課しかしていない事業所では、職種別の技能・知識・能力を評価する機会がありません。
すると、人事考課には多少のマイナスがあっても、能力や技術、知識のある職員は、「ここでは自分は認められない」と思い辞めていくことになります。この人手不足の時代になっともったいないことでしょうか。
そこで、最近は「技能・知識・経験」をしっかり評価する「職能評価」を導入する事業所も増えてきました。
「職能評価」とは
「職能評価」とは、職種別に「〇年経験したら、これぐらいの技能知識があり、できて当たり前」と言う事を細かく定義しているものです。これを等級別に用意します。ですから、その病院や介護施設に、20職種があれば、各職種に5等級あったとしても、100の職能評価シートがあると言う事です。私達もこれまで、病院や介護施設で、50近くの事業所で、この「職種別等級別職能評価シート」をコンサルティングしてきました。
この「職能評価」が何がいいかと言うと、先ず個人目標設定に大きく役立ちます。どんな技能・知識を上げるか一目瞭然ですから。また、採用する時の賃金を決める際に、どこまでできるかをチェックすれば、何等級で採用すべきか分かります。等級が分かれば、大体の基本給も設定できます。こういう職能評価は、作成するのが面倒くさいと言う事業所が多いのですが、私たちはこれまで、多くのコンサルティングを通じて構築してきた、病院や介護施設の「職種別等級別の職能評価事例集」を持っています。
これは一般販売されていますから、参考にすれば早く、手間も少なくオリジナルが構築可能です。これまで全国で約900の病院や介護施設が購入している隠れた「ベストセラー」の職能評価実例集なんです。
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