求職者が反応する採用サイト、ハローワーク、リクナビのコピーライティングのコツ
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
11月23日㈭勤労感謝の日に「採用サイトコンテンツコンサルティングコピーライティング1日研修」を東京会場とZoomで開催します(受付は11月22日午前中まで)
そこでは「求職者の反応が良くなる感情訴求のコピーライティング」の書き方と弊社の指導で成果のあった事例を紹介します。
https://store.re-keiei.com/pages/recruitment-contents-seminor
ここ数日で、3K企業と税理士事務所、クリーニング業でかなり効果のあった求職サイトの内容のついてご紹介します。
各社も感情訴求のコピーライティングが功を奏したものです。
1,現実の数字を見せて工業高校にPRする整備業
自動車整備業の人手不足はますます深刻です。
工業系高卒社員の激減と自動車離れが加速している上に3K(危険、汚い、きつい)の職場と思われているからです。
現場ではどんどん平均年齢が上がり、数年後には「クルマの整備修理が困難」な時代が来るかもしれません。
そんな中、毎年確実に工業系高卒を採用できている自動車整備業があります。
この会社では、学校向けの採用パンフにいろいろな数字を載せて、「感覚的な訴求ではなく、事実訴求で信頼感」を出しています。
例えば、
⑴有給取得率(しっかり取れてる事実)
⑵先輩社員の離職率(業界平均と比較して少ない事)
⑶20代、30代で持ち家している人数
⑷特定曜日には残業がない
⑸整備のすべての技術習得者の数(何でもできると転職時に有利)
⑹資格取得者の数(資格取得支援で合格した人数)
⑺稼ぎたい人の休日出勤可能と特別手当
⑻在籍社員の年齢と分布
⑼完全土日休みで年間休日
⑽副業OKで実際に副業している人の人数(稼ぎたい人は効果大)
等をホームページや採用パンフに記載し、合説やマイナビ、ハローワークへの掲載、高校訪問時行っています。
今の工業高校の新卒には、刺さるようです。
2,税理士の思想、生い立ちをストーリテリングして60名のリクナビで反応があった会計事務所
会計事務所も人が集まりにくい専門職種です。
そんな中ある会計事務所ではリクナビを使って募集を掛けたところ、短期間に女性中心に60名の応募がありました。
何をしたのか?
リクナビに掲載している一般的な会計事務所の募集要項は無機質に条件や業務内容を書いているばかりで、給与や休日で少しばかりの差別化しようとしています。
しかし、この会計事務所では給与、休日はその地域では少し良いくらいです。
それより、所長の考えや思想を徹底的にストーリーテリングした紹介ページに共感した女性が多かったようです。
何を掲載したか?
この所長の生い立ちと母親への感謝、駆け出し時代に思いや挫折から、今の事務所経営に生かしている事をストーリー仕立てで文字化しています。
また掲載されている写真も、所長やスタッフの「いい表情」をプロのカメラマンに撮ってもらいました。
ある意味、共感性採用ページになっています。
今の若い方は見せかけではなく事実に基づく「理念」や「強い思い」「こだわり」に対して共感したら、それだけで「良いイメージ」を持つ方が多いようです。
3,ファッション好きの女性に感情訴求で専門卒の反応が増えたクリーニング業
クリーニング業と聞くと暑く劣悪な環境をイメージするかもしれません。
確かにそういう部門もありますが、この会社は和服やドレスなどの高付加価値のクリーニングやお直しなどをする企業です。
地域的に都会とは遠いところにあり、採用には不利な場所。また業界的に賃金が高い訳ではありません。
しかし若い人が少ないとは言え、全国に間口を広げれば、ファッション好きな専門学校生はいるし、ドレスに興味がある人は多いようです。
晴れの日のドレスのお直しや和服のクリーニングで、「人の人生を演出する」事を採用では全面に出し、ウエディングドレスを扱える職場としてPRすると、相当な遠方から「入社したいから面接して欲しい」とWebで反応がありました。
また和服でもブランディングを意識している事から、好イメージもあるようです。
実際に弊社がコンサルティングしている所ではこういう3K的で、業種的に厳しいクライアントが結構あります。
しかし感情訴求とストーリーテリング、事実の数値化をコピーライティングする事で、求職者の反応が上がっています。
「求職者が来ない」
「採用できない」
「人が辞めても補充できない」
と嘆く経営者の方、今一度自社の採用ページやハローワークの記事掲載の内容を見直す必要があるかも?
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