RE式 カイゼン活動推進ノウハウ

明日はもう20年近くコンサルティングをしている企業の生産部門のカイゼン活動指導です。私はこれまで、企業や病院、介護施設においてコンサルティングの一部として、20社弱のカイゼン活動の支援をしてきました。「たった20社で、何をエラそうに」という専門コンサルタントの声も聞こえてきそうですが、ただの20社ではありません。

ほとんどが5年以上の継続カイゼン指導をしており、平均カイゼン実施数500件を超えるものです。いわゆる、単にカイゼン研修や導入で指導したという一過性のものではありません。実は、他のコンサルタント仲間から「カイゼン指導みたいなものが何で5年以上(月最低1回の指導でも60回以上)続くのか?」と質問が多くありました。導入研修や指導だけなら、どこかの生産部門経験者でもできるし、聞きかじりのコンサルタントでもできます。しかし、毎月指導を行い、5年以上となると、ちょっとした思想や行動が必要になります。

重要なポイントをいくつか紹介します。

  1. カイゼン活動が続く仕組みを最初に構築する(カイゼン委員制度でカイゼン医院の任期は各部署1年限り)
  2. カイゼンデータを毎月1回カイゼン委員とともにチェックする「カイゼン検討会」を開催し、コンサルが主導的に指導する
  3. 定期的に(年に1~2回)は、全社員向けのカイゼン勉強会を行いカイゼン意識とカイゼンの知識維持を図る
  4. ベストカイゼン等の表彰制度の維持
  5. 優秀カイゼンは、盾を作り、食堂や会議室等に掲示(カイゼン実施者の自尊心をくすぐる)

などです。「こんなことで、本当にできるのか?」と思う人もいるでしょう。しかし、「できるし、続く」のです。もっと噛み砕いて言えば、下手にクライアントの任せれば、なかなか継続せずにいつの間にか中断してしまう事を、コンサルが継続させていると言えばいいでしょうか。だから、毎月1回以上5年間は、カイゼン委員の場や勉強会に出て、継続をさせるのです。

カイゼン活動の効果は、かなり大きいものがあります。

私のカイゼン活動は「コストダウン」「品質向上」「社員負担軽減」 が主目的ですが、その過程で「気づきが増える組織」に変貌させていきます。

それこそが、本来の目的かもしれません。何故、「気づく」かと言えば、それは「前向きな手抜き」と「少しでも楽したい」を実現させるカイゼンだからです。私がカイゼン事例で一番ほめるのは「削除」「減少」「中止」です。「ヤメル」ができて、品質が維持できれば最高のカイゼンだと思います。今、このノウハウを会計事務所の職員にも教育して顧問先のカイゼン指導ができる事務所づくりを目指しています。

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