嶋田利広ブログ

病院・介護施設のコンサルタント

病院・介護施設でのスゴイ動画活用方法

先週もある2つの社会福祉法人の経営者とのコンサルティングでいろいろな話題になりました。その中で、「これから動画を制するモノは組織も患者利用者満足度も向上する」というものでした。では、動画をどのように活用すべきでしょうか?

これまで病院や施設の動画といえば、CMのようなプロモーションビデオが中心でした。それをホームページに貼り付けたり、DVDにして配布したりと。しかし、もうそんな目的も効果も曖昧な事に動画を使う時代ではないようです。もっと具体的に、テーマ別に動画を使う事で、効率化や差別化。組織の機能を育てる事に重点が置かれています。

1、リクルーティングビデオ

前回もご紹介したリクルーティングビデオです。採用したい職種の仕事の内容、自社の特性、仲間の状況、採用後の福利厚生などピンポイントで、しかも3分程度で解説する事で、文字情報では伝わらない内容の濃い情報が伝えられます。更に採用側の人となりが分かる事で、採用時のミスマッチも減り、入職後即退職を防止することが出ます。

2、家族通信ビデオ

介護施設では、これまで職員が利用者の家族向けに、報告書を作成し郵送する事が多いです。しかも、多くの利用者を抱える担当者のとって憂鬱な作業です。だから、内容も浅いものになりがちで、時間が関わる割には、感動も反響もないわけです。それが動画だと、思いをそのまま撮影し、専用のレンタルのクラウドサーバーに保存。それをメールやLINE、facebookのメッセンジャーなどで貼り付ける事で、利用者家族はいつでも見れるます。文字以上に臨場感ある報告にもなるわけです。

3、指示ビデオ

これは経営者や幹部がある仕事やプロジェクトを数名のスタッフに指示したとします。一度は集めて指示するでしょうが、人によってとらえ方は違います。そして指示した上司がいつも同じ職場にいるなら、いつでも質問すればいいですが、離れている上司や出張中の上司、滅多に来ない上司ならば、是非指示内容やそのイメージをビデオで1~3分掲載し、何回も見られるようにすることで、指示間違いもイメージ間違いも激減します。

4、患者・利用者家族向け啓発ビデオ

ホームページに動画でいろいろなコンテンツを掲載します。しかもどれも1~3分程度の見やすいものです。よく入院が決まると入院前の準備物とか、いろいろ書かれた文書を渡されますが、それも動画(TVモニターにPCをつなぎ、パワーポイントのスライドショーを見せながら)で解説すると誤解も減るはずです。介護施設で言えば、最近問題になっている家族の介護者(ケアギバー向け)向けの心得や割り切り、テクニック、問題と対策などをピンポイントで説明したりします。どのビデオも患者利用者家族を助ける為のビデオです。それもホームページに掲載する事で、とにかく親切丁寧な法人の印象になるでしょう。その各種ビデオを見たうえでも、説明ならより理解が深まります。

5、病院・介護施設のピンポイントのPR

ダラダラと全体をPRしたビデオなんて、誰も見ていません。しかも、総論や概念しか言わない理事長の挨拶動画なんて、自己満足の極みです(言い過ぎました、すみません)それよりも、一つ一つを1~3分で説明したビデオを多数掲載した方が見られやすくなります。施設の具体的な取り組み内容や、満足度向上で取り組んいる事、差別化になりそうな具体的な事実を です。

6、教育動画として

これは今では、どこでも取り組んでいると思います。業務マニュアルや手順書を動画で解説し、教育時間の効率化と波及性を高める取り組みです。そしてこの教育動画をつくる事は、そのままいつでも見られる教育ライブラリーをつくる事です。しかも動画作成者自身が、最高の教育を受けた事にもなります。観る人よりも作った方が身に付きますよね。まだまだ動画の活用法はあります。

一度検討してみてはいかがですか?

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