ドクターがコスト意識、生産性意識を高める見える化・グラフ化
医療従事者や専門職の中には、経営の事を全く無視して、自分のペースで治療や業務をする方が結構います。いくら経営側が「もっと要領よく、スピーディに患者をこなさないと、点数が上がりません」と言ってもまさに他人事。特にドクターなどは、診療中には自分のクセが優先し、掛けた時間、診た患者数、保険点数を意識しないヒトがいます。
頭では「何とかしないといけない」と思っているかもしれませんが、いざ診療に入ると自己ペース優先です。看護師や専門職がいくらお願いしても「私のやり方に文句があるのか」みたいな態度や、端から「医者のやる事に指図するな」みたいな態度の人もいます。だから、ドクターを注意指導する事がなかなか難しい訳です。
見える化・グラフ化
看護師や専門職がドクターにイチイチ依頼や小言や注意を言わなくても、ドクターが自ら気づいてくれる仕組みが必要です。それが「見える化・グラフ化」です。事実のデータをタイムリーにドクターに見せるようにします。例えば、歯科医院の場合なら、治療スピードが丁寧過ぎて遅い歯科医がいたとします。予約した患者が10分以上待っている、15分以上待っているなら、アラームの音分けや、赤札を出して「患者さん10分待ち。この患者は待たせるとキレます」みたいなカードを歯科医に見せての良いです。歯科医が治療中に意識が眼の前の患者ばかりに眼が行って、時間ロスの気づいていないなら、こういう見える化もあります。
病院では、保険点数か、時間か、個数か毎日グラフにして、ドクターが見える処に掲示して、グラフによる意識管理も十分効果的です。
とにかく、自己ペース中心のドクターには「見える化・グラフ化」で意識させることが大事です。
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