病院・施設で入職後、短期退職が止まらない理由
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せっかくご縁があって、新人が入職したとします。
現場からは喉から手が出るほど欲しい、人手です。
しかし、その新人が入職後6カ月以内に辞める事が繰り返される病院施設があります。
すると、「これで少しは負担が減るかな」と期待していた既存職員の心が折れるわけです。
「この職場では新人が続かない。自分もこれ以上を労働負担を維持できない。もう辞めよう・・・」
こうならないために、短期退職をさせない仕組みが必要です。
なぜ、入職後短期間で人が辞めるのか
それにはいくつかの理由があります。
実際の我々がコンサルティングしている事業所の例も考慮すると、下記の5点に集約されそうです。
⑴採用面談時に、職務範囲を明確に伝えてない
実際現場に配属されて、所属長がいろいろ職務の指示を出すと「そんな仕事があるとは面接時に聞いてません。
だったら自分はできないので辞めます」といとも簡単に退職する
⑵配属先で「導入教育」なく、即現場でこき使う
現場サイドの導入教育の仕組みがなく、モチベーション教育も技能教育もなく、一スタッフとして作業を分担させる
のです。
事前の動機づけや計画性のない仕事では、新人は不安感と不信感ばかり募ります。
⑶皆が忙しく、誰もかまってくれない。放任状態
人が辞めて現場が忙しいのはわかるが、新人に対して誰もケアをしない状態があると、当然新人は不安になるし焦り
ます。
放任状態で新人に対して「自分で気づいて、自分で勉強してね、何かあったら聞いてね」では新人は育ちません。
⑷今後の予定も知らされず、毎日いきなり業務ばかり
朝出勤すると毎日違う依頼をされる。そして明日何をするか知らされない。
来週はどの業務を覚えて、このチームにどう貢献できるのか、まったく分からず、毎日毎日、今日何をするのか見え
ない、そんな状況下では、これも不安ばかりでしかありません。
⑸チューター・プリセプターに新人教育を任せっぱなし
2~3年先輩をチューターやプリセプターに指名しているが、教育カリキュラムらしきものなく、個人任せ。チュータ
ー、プリセプターも我流で新人指導を行います。
これも新人が潰れる理由です。
このように「新人が育つ仕組み」を全く作ってない病院施設には、いくら新人の補給をしても、短期退職が後を絶ちません。
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