嶋田利広ブログ

コラム

緊急時経営者が求めるコンサルティングのカタチとは?

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アメリカや欧州が新型コロナウイルスの影響で、入国規制を掛けてきました。それを反映して、株価が大幅下落。一気にリセッション(景気後退)を市場は警戒しているらしいです。恐らく、4月以降のコンサルタント業界も相当な逆風が吹くでしょう。特にプロジェクトモノのコンサルティング、単発研修セミナーはことごとく中止か延期になるでしょう。世間がこういう状況では、当然の成り行きです。しかし、ここで指をくわえて事態の鎮静化を待つわけにはいきません。この状況に相応しい活動や仕掛けをすることこそ、コンサルタントの本分とも言えます。では、この逆風を追い風に変えるプランニングについて、私見を整理しましょう。

1、今は、コンサルティングどころではないが、情報は欲しいはず

正直、コンサルタントを呼んで新たに指導を依頼する事は考えにくい。但し、経営相談は増えるでしょう。すると、2時間3~5万円の「緊急経営改善クリニック」と称して、ホームページやSNSで公開するのも手です。その時、いろいろ相談に乗り、無料で必要な経営判断資料類やツールを提供します。それが、いずれ経済が落ち着き始めた時に、先方から声を掛けられる試金石になります。具体的には、WebやSNSでPRするのも一つですが、思い切ってFAXDMでPRする事も一案です。

その場合、YouTube動画に「緊急経営改善クリニック」の内容や提供する資料類の解説をして置き、そのURLをFAXDMにも記載します。いきなり、FAXDMで相談は来ませんが、一度そのYouTube動画を見て、興味を示したら、相談の連絡があるかもしれません。

2、経営者は一般的なノウハウより、超細かいノウハウを期待

緊急事態ですから、経営者は経営の概念論を聴きたい状況ではありません。今知りたいのは、具体的なリストラの手法、Web販売の進め方、超効果的な従業員教育です。特に、私が顧問している企業でも、以前リーマンショック時、解雇を余儀なくされる状況を回避する為に、雇用調整助成金を申請し給付を受けました。そこで、時間が取れるこのタイミングで「技能スキルアップ研修」を徹底しました。技能スキルアップには、職能要件の明確化、スキルマップの作成研修を行いました。

その結果、景気回復時の生産性アップに大きく寄与した訳です。未来を見つめる経営者は、今の悪い状況の先にある未来に対して、いつも考えているものです。そこにコンサルティングや研修などの勝機があろうと思います。このように、概念論の教育やコンサルティングではなく、「アウトプットができる具体的なノウハウ構築」研修は提案してみる価値があります。

3、低価格でも良いから、「アウトプット型研修」を提供

2でも述べたように、低価格でも良いから、必要な仕組みが経営者、幹部従業員に眼で分かる「アウトプット型研修」を提案しましょう。仮に1回の研修で5~10万円をかかったとしても、何も残らない研修より、研修成果として眼で分かるもの、データとして残るものの方が、経営者は価値観を示します。

具体的には、

  1. 多能工化ができるスキルマップ作成研修
  2. 個人ごとKPI目標設定とコミットメント作成研修
  3. 販促用YouTube動画のコンテンツ作成研修
  4. コスト削減箇所のチェックリスト作成研修
  5. カイゼン活動研修と仕組み導入  等々

こんな事をパッケージ化して、提案してみるのも仕掛けになります。但し、これらについてノウハウも経験もない方には、近いうちにこれらの現場コンサルティングノウハウのオンライン動画を作成しますので、またご案内します。

 いずれにしても、この緊急時を機会に、「コンサルティングノウハウ」「コンサルティングパッケージ」を作ることをおススメします。

 

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