嶋田利広ブログ

コラム

緊急時は、経営者は目先のコンサルティングに興味を示す

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今、急激に悪化している経営環境において、いの一番に行う事は「人心の安定」と「全社一丸の取り組み」です。そんな時、新たに「人事評価」なんてしていたら、組織内の相互不信感が芽生えて大変なことになります。まだ一部の業種を除き経営者は、コロナショックが今後展開するのか危機感を覚えながらも、様子見をしていると思います。業績への影響が顕著に出始める4月以降、コンサルタントの世界にも大きな構造変化がでるように思います。

1、一にも二にも、コスト削減と資金繰りに走る経営者

こういう緊急時に、経営者は生き残る為に取る行動は、

  1. 支出を抑制
  2. 資金手当て
  3. Web戦略による販売対策

の3つです。先ず支出を抑制では、「コスト削減コンサルティング」はニーズが高いでしょう。また、資金繰り悪化に伴う金融機関への融資交渉、リスケ、セーフティーネット融資の手続き、等もニーズがあります。これらの2つは「今を生き残る生命線」だからです。そして、3つ目の「Web戦略」は、通常売上が減少する中、ネット売上に可能性を見出す企業が増えます。だから、そういうWebマーケティングのコンサルタントは更にいいかも知れません。逆に言うと、これ以外のコンサルティングには、当面用がない、という事になります。

2、緊急時には、人事評価コンサルティングより3つの重点課題が優先

緊急時には組織が動揺しているし、未来が見えない状況です。そんな時、人事評価で差をつけるとか、評価者と被評価者に分け軋轢を生むとか、賃金制度まで変更して人件費コストを上げるとか、ナンセンスです。今必要なことは、

  1. 全社一丸の「突破口作戦」を明確にすること
  2. 現有人員でIT化、効率化、ルール化でコスト削減をすること
  3. 非正規社員を削減し、正規社員の多能工化を進めること

この3点です。

3、4K経費のコンサルタントは解約される

我々コンサルタント業界も「コスト削減」の対象です。4K経費と言って、交際費、広告費、交通費、そして研修教育費であるコンサルティング料金です。直接生産性が見えるコンサルティング、例えば融資やリスケの成果やコスト代替案の導入、「見える化」して多能工化がススムなどのものはコンサルタントの費用対効果が見えるので、新規受注や継続もあり得ます。しかし、それ以外の「成果に時間がかかるものが敬遠」される訳です。

4、直接生産性のコンサルティングをUSPにしょう

今、私が考えていることは、下記のことです。

  1. カイゼン活動コンサルティングで眼に見えるコスト削減運動の展開
  2. SWOT分析による融資・リスケ用「経営改善計画書」作成コンサルティング
  3. 多能工化の為のスキルマップ作成と目標設定研修
  4. 個人ごとコミットメント、職務責任の明確化と目標設定

この4点をコンサルティングや提案に入れて、行こうと考えています。いずれ、これらの進め方は動画で解説しようと思います。そして、これらのノウハウを臨時の公開セミナーを東京で行うかもしれません。

5、経営者がセミナーに参加しない不況期

問題なのは、こう言ったノウハウを展開しようにも、経営者がセミナーなどに参加しないと訴求する場がありません。YouTubeにいろいろ上げても効果が出るにはそれなりに時間がかかるでしょう。その場合、一番効果的なのが、今さらのFAXDMです。FAXDMに効果的なキャッチコピーをいれて、「緊急対策」のコンテンツを掲載して送信します。できれば分かりやすいチェックリスト形式の方が読まれる可能性があります。そして、先ず「無料経営相談」を銘打ち、最初の相談にはカネがかからないことをPRしハードルを下げます。

 

いずれにしても、この緊急事態に相応しいノウハウやコンテンツがないと、この業界は厳しい局面になりそうです。YouTubeにこのあたりのノウハウを解説しています。

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