嶋田利広ブログ

コラム

監査担当の「早期経営改善計画策定」業務の「スキルの壁」を取り払う

「うちの事務所の職員は、『早期経営改善計画』に取り組みに消極的なんですよね」と、ある会計事務所の所長の言。

私は、「何故だと思いますか?」と聞いたら、「経営計画書の重要性を上手に説明できないんですよね。簡単に言うと、関与先社長の懐に入り切れてない、会話ができる状態になってないからでしょうけど…」と。

確かに、日頃のコミュニケーションレベルがうまくいってないのに、いきなり

「社長、経営計画を作りましょう。今なら助成もあり、費用負担も少なくて済みますから」

「経営計画書があれば、金融機関からの融資が受けやすくなります。」

「そもそも、経営計画書は利益を出す為の羅針盤です。だから・・・」等々こういう説明をして 何とか経営者の理解を貰おうとしています。

実は、そういう大上段からの説明では、経営者は納得して「経営計画書作成支援」を受け入れる事は、結構難しいでしょう。何故なら、「助成金があろうがなかろうが、必要性があればやるし」「経営計画書なんかなくても、今は融資してくれるし」「いろいろ目標値を出しても、その計画通り行かないし」そういう思いが経営者にある訳です。

そこで、複数の会計事務所のコンサルティングをしている中で、

  • どういう「切り口」で、「経営計画書」を提案するか
  • アクションプランを聴きだす質問では、どんな具体的な表現なら、経営者は食いつくか
  • 経営者の抽象的な思いや目標、あるべき論を、どう掘り下げるトークをすれば、良いのか

こういう事を具体的に「アクションプラン用の質問トークのヒント」や「アクションプランの具体的な記載の仕方」を整理しました。

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