経営コンサルタントと専門コンサルタントの違い
先日、あるクライアントの幹部と会食しました。そのクライアントは私以外に、複数のコンサルタントと付き合った経験があります。しかし、他のコンサルタントは契約期間が終わるとほとんど、解約されています。ところが私の契約は、契約期間がありませんし、もう10年近く「コンサルティング契約」を維持しています。会食はお酒を飲みながら、楽しく過ごしました。
飲んだ勢いもあるでしょうが、ある幹部から、こんな事を言われました。「嶋田先生のコンサルティングは『経営』ですよね。今までのコンサルタントは「専門知識を吸収」する為の教育を受けている感じです。」と。
そこで、私が「ほおー、経営と専門知識のコンサルタントって、どう違うんですか?」
すると、その幹部は
「経営には絶対という答えがないから、社長も我々も先生も一緒に考えてくれます。また、眼の前の対策だけでなく、長期的な戦略も『経営』ですよね。しかし、専門のコンサルタントの先生は『今の課題解決』や『専門ノウハウや知識』を教えるので、何か『教えて貰っている』という感じです。嶋田先生は『一緒に考えて一緒に方向性を見つける』というスタンスですよね。そこに違いがあるような・・・」
彼が言っているのは、
「経営コンサルタント」は「一緒に同士として経営の方向性やビジョンを議論し、教えてくれるし、まとめてくれる人」
「専門コンサルタント」は「専門の高いノウハウや知識を教えてくれる人」
という定義のようです。
確かにそう考えるなら、「専門コンサルタント」が契約解除されたり、契約期間通りに終了する時、
「学ぶべき事がなくなった」
「自分たちが必要としている知識ノウハウが変わった」
「いつも同じような指導ばかり」
などの理由を上げる経営者は多いのは事実です。
だから、
「経営コンサルタント」は「一緒に経営課題を議論し、企業の未来を共に創り出すパートナー」
「専門コンサルタント」は「今必要な知識やノウハウを教えてくれる先生」
みたいな感じです。
クライアントと長期の関係性と、安定収益を維持していくなら、「経営コンサルタント」を目指す必要があります。しかし、その前提として「専門コンサルタント」の知識やノウハウがあれば、鬼に金棒ですよね。
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