嶋田利広ブログ

コラム

今年の新入社員研修会で思った事

3月28日~30日までの2泊3日で、当社主催の「新入社員研修会」を開催しました。今回の率直な感想は、とにかく「真面目」という事です

高卒、大卒もカリキュラムを彼らなりに一生懸命取り組んでいました。この流れは最近の傾向のようです。

1、「強制型」から「自考型」へ

今の新入社員研修会のプログラムも、以前の「強制型」から「自考型」に変わっています。昔の「新入社員研修」と言えば、講師が厳しく指導し、研修生がそれを受け止める形式でした。挨拶一つにしても、訓練で何回も強制的に発声をさせられ、それをこなす事が研修生にも求められていました。恐らく、上からの指示で「そうせよ」と言われたら、やるだけのタイプでも良い時代なら、それでもよかったでしょう。

しかし、今は、「自考型」つまり、研修生が自分で考えて研修の効果を上げる時代です。何故、「挨拶が必要か」「挨拶をしないとどうマイナスか」「挨拶をすれば、自分にどうプラスか」など、徹底して考えます。そしてグループ討議で他の人の意見を聞きながら、多面的にもの事を考えるわけです。そうした方が、実は「発声も大きくなるし、挨拶も習慣化しやすい」事が分かっています。

2、しかし、自衛隊型の訓練方式も、まだまだ経営者ニーズが高い

自考型が効果的だとは言え、経営者の中には(特に高齢者)、自衛隊型の厳しい訓練を求める方もいます。これがこれで、意味があるわけです。ぬるま湯の学生時代を、一気に目を覚まさせる自衛隊型研修のインパクトも捨てがたいです。確かに研修生自身は嫌かもしれませんが、将来確実に思い出に残る研修です。

「どうせ、職場に入って職業知識も基本動作も覚えるから、研修でいくら知識勉強しても忘れる。体で覚えた事なら忘れないから」と言われる方も多いですね。

3、自考型と自衛隊型の併用の新入社員研修会

実は、当社が長年行っている新入社員研修会は、この併用型です。以前なら、自衛隊型:自考型の比率は、7:3でした。しかしここ数年は、自衛隊型:自考型は5:5になっています。でも、実際に新入社員研修会の評価は、効果測定が難しいのも事実。

だからこそ、講義だけの眠くなったという思い出しかない、新入社員研修会はいかがなものか、と思います

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