経営コンサル歴32年目の真実①
私もついにというか、当然というか、今年で32年目を迎えます。まだまだ32年、もう32年、いずれにしてもよく続いているなあと思います。そこで、今回から数回に分けて、振り返ってみたいと思います。
1、コンサルタントを目指した理由
今から33年前、新卒で経営コンサルタント会社に採用されました。当時は、社員が30名位にコンサルタント会社です。この業界を目指したのは、よく笑われるんですが、「横文字の仕事がしたかった」だけなんです。別にシステムエンジニアでも、イラストレーターでも良かったんです。
ただ、何となく入ったのがこの「経営コンサルタント」の世界でした。私の親は、昔気質の宮大工でしたから、なかなか仕事の理解をしてくれませんでした。「そんな仕事で、飯が食えるのか。世間に手ごたえのある仕事を残せるのか」と。実は、親父は兼業農家だったから、就職前に地元のJAに就職できるように動いていたようです。
だから、訳の分からないコンサルタントという仕事に就くと言った時は、「勝手にせえ」と怒られたように覚えています。いずれにしても、確固たる信念やビジョンがあって、入社した訳ではなかったんです。
2、最初の1年間の仕事は、とにかく営業、営業、営業
経験のない新卒ができる事は限られています。コンサルティングなんてできるはずもないし、その助手作業さえもできません。まあ文書をまとめたり、コピーを取る位です。しかし、それでは生産性が上がりませんし、会社への貢献がありません。
それで、最初の仕事は、過去のクライアントのフォロー(セミナーフォローや情報土産持参)、新規の紹介を貰う(会員制度があったので、その紹介促進)、飛び込みでした。最初はなかなか成果も出ず、きつかったですね。正直言いますと、最初の1年間で、退職願を3回書きました。
何故3回も書いたかというと、毎回日付を入れるものですから、書き直しが必要だったんです。1回書いて出しそびれると、数か月我慢して、また限界を感じて、また書く。そしてまた出しそびれるの繰り返し。あの頃、「とんでもない業界に入った。自分は不適性」だと真剣に思ってました。
3、退職願3回目で親父の一言で、決意
そんなこんなで3回目の退職願を出す前日か前々日に、実家へ電話しました。1年も持たずに辞めるのは、恥ずかしいと思っていたから、それなりの大義名分を用意しました。
私「親父も年だから、地元で仕事をした方が良いかなと考えている」
親父「お前、そんな事言って、本当は逃げたいんだろう。自分で決めた仕事だろ。辞めるんだったら、二度と家の敷居はまたがせんからな」
この言葉で、
「こりゃ、ある程度ものになるまでは辞められないなあ。3年はやってみるか」と
腹をくくった事を鮮明に覚えています。しかし、その後、肩の力が抜けたのか、逃げ道を塞いだことで、若干積極的になったと思います。
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