社長をやる気にさせる「褒め言葉」
コンサルタントがどんなに良いアイデアや売上アップ対策や業務改善の提案をしても、肝心かなめの経営者自身が納得して行動してもらわない限り、結果が出ませんね。企業の業績はTOPの意識と行動次第で決まるわけですから。そこでコンサルタントは経営者と接する時、どういうスタンスで、どんな対応をすることで経営者のヤル気が出るかを常に考えておかねばならないですね。
今回は、褒め言葉に絞ります。
社長がやる気になる「褒め方」
社長も人の子、褒められればうれしいはずです。但し、普通の人のような褒め方では、ただうれしいだけに終わります。大事な事は「行動してもらう褒め方」です。キーワードは「社長のものの見方考え方」「価値観」などの内面をほめる事です。モテ女が使う「さしすせそ」があります。
さ・・・さすがですね
し・・・知らなかったです、信じられない
す・・・すごい
せ・・・センスいいですね
そ・・・そうなんですか
これは、男性に対してこのような言葉を使えば、男はドンドンバカみたいにしゃべるし、それをうなづきながら聞いている女の子に好感を持つというものです。これを「社長の褒め方さしすせそ」に変えてみましょう。社長には少し追加の工夫が必要でしょう。たんに「さしすせそ」だけではなく、その後にもっと話しやすいように質問したり、リアルに褒めます
社長の褒め方さしすせそ
さ・・・さすがですね。何故そのように思われたんですか?なかなかそこに気づく方は少ないんじゃないですか?
し・・・知らなかったですね。どこからそんな情報が出たんですか?それって、使えそうな情報ですね
す・・・スゴイですね。よくやれましたね。他の知っている社長にもなかなかそんな事ができる方は少ないですね
せ・・・センスが良いですね。それを選択した背景は何ですか?
そ・・・その通りだと私も思います。全然間違っていません。
要は、経営者が言った言葉、行った行動、考えた事、思った事を「認める」という事です。見方によっては、「太鼓持ち」見たいですが、それはそれで機能します。褒められれば、うれしいし、話も弾むという事です。
昔、コンサルティングファーム時代に私の部下に「恥ずかしくなる位平気で社長を持ち上げる」コンサルタントがいました。正直、能力はほどほどでしたが、経営者からの信頼もあり、それなりに長くコンサルティング契約を続けていました。ある社長向け研修会の時、当時部長だった私に「嶋田さん、●●さんは憎めないね。まあコンサルタントとしては普通だと思うけど、まあよく褒めるよ。うちの幹部も●●さんと上手くいっているからね」と。そうなんです、前向きに戦略的に太鼓持ちをすれば、社長だけでなく、幹部もファンになり、コンサルタントが続くという事なんですね。
褒め上手になりましょう。私ももっともっと勉強します。
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