嶋田利広ブログ

コラム

褒めあう風土を創れば業績が上がる事実

TV番組で「褒めちぎる教習所」で有名な三重県の南部自動車学校が紹介されました。この自動車学校は以前からメディアが取り上げている、一風変わった教習所のようです。何が変わっているのか?

とことん自動車学校の生徒を褒めて指導するパターンだそうです。例えばS字クランクで脱輪しても、「これは失敗ではない。次に上手くいく前兆だよ」など、失敗も普通の行動も褒める対象だそうです。当然生徒は気持ちも良いし、一般の教習所に比べて免許取得期間が短いそうです。だから、評判を呼び、生徒が次々紹介し、また生徒が増えるという善循環が出来上がります。一般的な教習所が少子化とクルマ離れで、生徒数が激減しているのとは対照的です。そして、この教習所は生徒だけでなく教官も互いに朝から褒めあって、一日の活動をスタートするそうです。

褒めあう風土を創ろう

私たちがコーチング研修を行うときも、褒める・認める効用について講義したり、「社員別の褒め箇所」をピックアップしてもらう作業をします。しかし、実際に本人を前にすると「褒めねばならないと思う感情」と同時に、「そうは言っても、あいつはあれができてないから」と「簡単には褒められない感情」が続いて沸き起こりますね。また、褒めが苦手な性格の人も結構多いです。特に男子は。そこで性格や感情で「褒める」というのではなく、「業務の一環として褒める」「褒めるをルーチンワーク化」することが必要だと思います。

先ず「ありがとう。助かったよ」から

先ずは「ありがとう」という習慣から始めます。そして、「ありがとう」の後、一言「あなたが〇〇してくれて助かったよ」と付け加えます。この一言の追加が、相手の感情の刺さり込み「褒めてもらえた」という事になります。

褒めるとは具体的な箇所を褒める事

「あなた仕事熱心ね」と言われると、悪い気はしませんが、そこまで褒められたとは思いません。でも「あなたの〇〇の仕上げはスゴイ丁寧で綺麗ね。なかなか他の人にはまねできないよね」と言われたらどうでしょう。

まあまあうれしいですよね。これは「具体的な箇所をほめられると人は理論的に納得する」からです。

 

私のクライアントでも「褒め褒め作戦」を展開しようと取り組んでいる所もあります。組織内でこんな風土ができたらいいですね。

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