コンサルタントや会計事務所職員がクライアントと話すと、最近の話題は

「なかなか人が集まらない」

「どう採用すればいいか分からない」

「ハローワークにも求人出しているし、自社のホームページにも掲載しているのに」

「求人誌もあまり効果ないって聞くし…」

一部の企業職種を除き、どの業種でもどの採用職種でも、今は人が集まらないようです。

ホームページの募集要項も表現次第で私たちがお手伝いしている、ある歯科医院グループでもホームページにいろいろ工夫をして、何とか歯科医師や歯科衛生士を採用しています。その手法は、一般的な表現ではなく、「こんな求職者なら、興味をそそる」内容を掲載する事です。例えば、広く多くの求職者を求めるのではなく、「今回はシングルマザーで子育て中の歯科衛生士さんの募集」などとうたいます。そして、子育て中のシングルマザーの歯科衛生士が困っている問題に、この歯科医院グループが出来る事を掲載します。

例えば、

• シングルマザーの仲間の歯科衛生士が数名いるので、情報交換や話しあいができる、同じ境遇の仲間がいる事
• 子供の熱発や急な休みでも対応できる体制を敷いていること
• 託児所があり、子育て中でも安心

などなど

その結果、応募に来た歯科衛生士が増えてきました。

求職者はホームページの文字情報だけでは、反応しない

リクルーティングビデオの時代どんなに募集要項にメリットを書いての、既存スタッフの明るい顔や先輩の声を掲載しても、求職者は「本当は違うんじゃないの？」と懐疑の眼を持っています。そこで、やはり動画の時代です。リクルーティングビデオをホームページの募集要項のページに掲載します。

リクルーティングビデオは、求める職種の業務内容や、福利厚生の中身、従業員が困った時にどう対応しているか、更に「大企業のような福利制度の完備や賃金はないけど、当社はここが自信がある」と解説するんです。手法は、言葉だけの解説ではなく、モニターを見せながらとか、テロップをつけて、より視覚に訴えます。ここでのポイントは、求人側がしゃべりたい事ではなく、求職者側がどんな印象を持つかに絞って解説をします。

本気で職探しをしている求職者には、リアルに響く事でしょう。