嶋田利広ブログ

コラム

こんな後継者塾なら参加したい

「ああ、またこの後継者塾ね、今回はいいや」

「あれ、前回と同じ内容なの?じゃ今回はパス」

「あまり難しい講義をされても、分からないんだよね。もっと興味が湧くテーマがあればね…」

実は、この言葉はある会計事務所が、2回目の「後継者塾」を顧問先の経営者や後継者に提案した時の返答です。

こんな事を2回位言われると、職員は途端に「後継者塾」集客のヤル気がなくなります。後継者塾を会計事務所が開催する目的とは何でしょうか。会計事務所側からすれば、後継者とのパイプづくりだったり、収益、事業承継サービスの一環だったりします。だから、会計事務所が後継者塾を行うにはメリットがあるのは分かります。

受講する側の目的

「自分に不足している経営知識を得たい」

「後継者仲間と腹蔵なく意見交換したい」 など、

「自分のプラス」になる為に参加します。

本来なら、前回と同じ内容を繰り返し学習する事で、知識は高まりますが、受講者側から見れば、同じカリキュラムなら「もう分かっていますよ」と言いたくなるのです。やはり会計事務所側もそれなりに工夫をしないと、受講者のニーズに対応していきません。と言うのも、後継者同士の交流を考えると、前回も前々回も同じメンバーが参加し、その都度、また新たなメンバーが少しずつ参加した方が、人脈になっていきます。毎回新たなメンバーだけでは、後継者の人脈づくりにはなりにくいでしょう。

それに、毎回新たなメンバーが受講できるほど、後継者予備軍を多数抱えている会計事務所はそう多くないのではないですか?後継者塾は、平均的に3~6か月の間に、顧問先の後継者を集めて、半日又は終日の研修方式で行います。講義やグループワーク、そして演習、ディスカッション等です。

おすすめする【後継者塾】

私がおすすめする【後継者塾】は

  1. 教える後継者塾ではなく、考えさせる後継者塾
  2. いろんな経営知識が学べる(会計や事業計画に偏らない)
  3. 後継者塾で学ぶ内容を職員も同じく学習し、同じ目線で話せる
  4. 毎回の終了後、明確なフォロー体制があり、やりっぱなしがない
  5. 事務所内の講師だけに頼らない(バリエーション豊富)

しかし、型決めされたテキストの従い、後継者塾を進める限り、これらのプログラムはなかなか組めません。まただからと言って、適当な外部講師がいる訳でもなく、仮にいたとしても相応のコストが必要です。あまり外部講師ばかりに頼ると、後継者塾の収益より経費が増えて、赤字の手出しになります。それも避けたいのが本音です。

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