地方と大都市ではコンサルタントスタンスは違う?
私は九州だけでコンサルティング活動をしています。たまには東京や大阪にも行きますが、ほとんどセミナー受講や講演会の講師程度です。よくコンサルタントもUSP(ユニークセリングプロポジション)が大事だと言われます。「独自のウリ」ですね。 「〇〇専門」とか「〇〇特化型」とかです。
昔からここにある種の疑問がありました。「専門性」がある事に越したことはないし、「〇〇と言えば誰々」と世間に思われる事はブランディングそのものですよね。大都市にように「〇〇専門」でコンサルティングに集中できるよな市場(事業数)があれば、十分可能です。しかし、私も含めてローカルで活動しているコンサルタントは、自分の活動地域にそんな多くの見込み客数が存在しません。すると、専門性を武器にコンサルティング営業すれば、どうしても「広域営業」になってしまいますね。
コンサルタントにとってこの広域営業が「大きなテーマ」なんです。移動範囲が広いという事は「コンサルティング件数も時間も制限される」という事です。 すると、
1クライアント当たりである程度の高い報酬を貰わないとわりに合いません。しかし、現実は広域営業でも、いずれもローカルなので、コンサルティングフィーは都会に比べ低くなります。更に、移動が多いという事は時間が不規則になり、ノウハウを吸収する時間も、家族との時間も休憩睡眠時間も少ないという事です。そして、報酬も低く、生産性も低いとなれば、 「自分は何をやっているんだ。クライアントの前では偉そうなことを言っているけど、実際の自分はどうなのか?」自信欠如にもつながります。だから、地方で活動するコンサルタントは、1社に対して複数のコンサルティングサービスを提供するか、複数のコンサルティングスキルが必要なんですね。いわゆる「何でも屋」です。ある程度の何でも屋でできるスキルを持たないと、コンサルティングは大変な仕事になっていきます。都会のように「差別化された専門性」だけでは生きていけないのかもしれません。
実際に
「広域営業で、潰れていったコンサルタント」
「健康を壊したコンサルタント」
「家庭不和で私生活が壊れたコンサルタント」
をたくさん見てきました。 地方と都会のコンサルタントはスタンスが違いのだと思います。短期間なら、若いなら、そう大きく変わりません。しかし、長期間で、ある程度年齢がいってもコンサルタントを続けないたいなら、「このスタンスの違い」は認めなければならないでしょう。
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