【SWOT分析と事業再構築】アンゾフ成長マトリックスで経営者の「具体的な思い」を聞き出す⑴
アンゾフ成長マトリックスを知っている方は多いと思います。
ロシア系アメリカ人の応用数学および経営学者、事業経営者であるイゴールアンゾフが編み出したのが、この理論と言われています。
簡単に言うと、ウイキペディアではこう書かれています。
「成長ベクトルや事業拡大マトリクスなどとも呼ばれる。成長戦略を、市場と製品を軸にして、既存商品の「市場浸透」「市場開拓」と、新商品の「製品開発」「多角化」の4つに分類する手法である。
「市場浸透」「市場開拓」「製品開発」が拡大化戦略であるのに対し、「多角化」は全社戦略と位置づけられている。」
と。
それを絵にすると、こうなります。ところが、このマトリックスだけで、経営者からアイデアや意見が出るかというと、中小零細企業になるほど難しくなります。
これから事業再構築補助金の検討や「根拠ある経営計画書」を作成するなら、このアンゾフ成長マトリックスをベースにヒアリングも必要です。
ではどうやって、ヒアリングを具体化すべきか?
1,概念論ばかりのネット情報
会計事務所でも、顧問先経営者と経営戦略を検討する時、会計システムの中でアンゾフ成長マトリックスを推奨しているところもあります。
しかし、ほとんどの監査担当者はそれを十分に活用できていません。
それは4つの窓に概念は分かるが、何をどう質問すれば良いのか、皆目見当がつかないからです。
因みにWeb上で出ているアンゾフ成長マトリックスの画像を検索してみてください。
ほとんどが似たような概念論の図ばかりです。
唯一、内容が具体的な画像がありました。
どこの画像かと思ったら、当社のアンゾフ成長マトリックスでした。
こういうように何をどう聞けばいいかのか明確だと使いやすいはずです。
2,各窓ごとの質問を用意する
どんなに素晴らしいツールやフレームでも、それを使う人の知識やスキルで、結果は大きく変わってきます。
当社のSWOT分析ノウハウもしかり。
このアンゾフ成長マトリックスも概念論だけで質問しても、経営者の答えはなかなか生まれません。
何故なら、概念論からは具体的なイメージがわかないからです。
そのため、当社では各窓ごとにヒントになる質問を用意しました。
そのヒントに沿ってヒアリングすることで、経営者が答えやすくなるのです。
3,「既存商品」×「既存市場」=「市場浸透」
アンゾフ成長マトリックスで最初にあるマトリックスは、「「既存商品」×「既存市場」=「市場浸透」です。
では、ここではどういう質問をして経営者から具体策を引っ張り出させるのでしょうか。
下記のヒントを参考にして下さい。
4、「既存市場」×「新規商品」=「新製品開発・導入」
2番目に取り組むのが、「既存市場」×「新規商品」=「新製品開発・導入」です。
ここでは、今の顧客の新たな商品を提案することです。
そのヒントとは
続きは次回に。
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実例ノウハウを解説した動画満載です。
https://www.youtube.com/channel/UCTy_ms3Ctv4QCbm8kPTZoXw
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アンゾフ成長マトリックスのヒアリングのポイントは、当社主催の「オンラインサロン」で具体的に解説しています。
開催時間も仕事終わりの18時から3時間です。
嶋田が直接、zoomで解説したり、コンサルティングに関わるいろんなことにQ&Aしています。
初めての方でも結構なので、是非ご参加ください。
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