嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

会計事務所でコーチング研修

今、私は10の会計事務所に対して、毎月コンサル指導をしてます。どの会計事務所も数年単位の指導です。長いところはもう12年になります。会計事務所に経営コンサルタントが何を指導しているのか?一般的には、顧問先企業の経営改善のノウハウを指導したりする事が一般的です。当然、私もそれがメインなのですが、私は必ず導入しているのがコーチング教育です。

コーチング教育の重要性は今では誰でも否定しないと思いますが、とにかく、「実情を聴き、適切な質問をして、相手が判断しやすい援助をする」事につきます。中小企業経営者と面談を想定をしたコーチングロープレを毎回行うのですが、この「聴いて適切な質問をする」という事がふつうにできない職員が多いのも、業界特性といったところでしょうか?「聴けない」だけでなく、「上から目線で価値観の押しつけ」を行う、「先生然」とした言動のベテラン職員も散見されます。何か自分の立場を誤解しているのでは?と思いたくなる人もいます。

これは日頃の業務の特性と長年の業界慣習がそうさせているのでしょうが、これからは、このコミュニケーション能力が会計事務所の成否を決めます。

私が行うコーチングロープレは、監査後面談を想定し、

  1. 月次試算結果から、話の展開
  2. 決算を迎え、今期の反省から課題の抽出
  3. 来期の方針から具体策の展開
  4. 賞与、昇給シーズンからの課題v抽出
  5. 経営者が現在抱えている経営テーマからの抽出

を中心に行います。社長役の職員は、職員役の質問に応じて、答える立場にして、質問が悪ければ、それにふさわしい返答しかしません。これを何回も練習していくと、ロープレではだんだん質問力が向上して行きます。

では実践ではどうか?

それは、月次監査報告書の議事内容や、面談議事録等を見れば、どんな話の展開だったかは、ある程度想定できます。日頃からこういう研修を所内で行えば、どんな職員でもいある程度までは会話力、質問力は上がっていきます。

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