嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

会計事務所でロジック研修をしました

8月上旬にある会計事務所で「ロジック研修」を実施してきました。「ロジック研修」とは、今の課題の原因を何回も論理的(ロジカル)に深堀して最終的には「○○をしていないから、■■ができなかった」と、裏返せば、正しい具体策を導く研修です。

巷間、いろいろな問題解決研修がありますが、「研修しても、その時だけで行動が変わらない」という不平をよく聞きます。多くの問題解決型研修が「即、具体策を導く」研修であり、真の反省をする前に対策づくりに時間を割きます。そこに、「実行がされない具体策」を出している要因があるようです。

「ロジック研修」では、「Why」を何回も掘り下げます。そして、「個人の資質ややる気」の原因にしないように、どこまでも論理的な原因を追究し行きます。

この会計事務所でのロジック研修では、職員レベルの平準化がテーマでした。ある職員は少ない顧問先数なのに、やたら時間がかかり非効率な上に、本人もモチベーションが低下しているという、悪循環に入っています。

今までは、「経験不足だから、しばらくは仕方ない」という従来の考えである意味容認していたわけです。しかし、ロジック研修では、

「何の業務に時間がとられているのか」

「それはどうしてか」

「さらに、そういう原因が発生する理由は何か」

「そういう原因の発生がなくなるには、何が必要か」

たった一つのテーマや課題に対して、原因を何回も深堀ります。すると、本人が心から問題にしている出来事や原因にぶつかります。それを「真因」と呼びます。その「真因」に改善する対策だけを、事務所が行えば、あとは本人が自分で動いて行きます。もしかしたら、今までの職員研修では「本人が求めてもいない過保護な具体策を事務所が、勇み足で準備していた」のかもしれません。

このロジック研修は幹部だけで行ったり、個人単位で行ったりします。本当に必要な対策を導くなら、ロジックで行う方が良いと感じました。

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