6月下旬にリリースする「経営ナビAI」では、続々新AIカスタムチャットを追加しています。

今週、「KPI監査AI」と「会計事務所の求人票AI」「顧問先に指導する求人票作成支援AI」が完成して、テストアップしています。

既に検証済みなので、いつでも使える状態です。

では、それぞれのカスタムチャットのAIとはどういう物か？

１，カスタムチャットとは

当社プロダクトした法人専用GPTである「経営ナビAI」の特徴は、このカスタムチャットです。

何かというと、各種の経営課題や支援課題に沿って、専門のカスタムチャットがあります。

選択したAIをクリックすると、その課題についてAIの方から、質問が来てそれに「一問一答式」で答えていくと、最終的に求めるテキストの生成物が出来上がるというものです。

一からプロンプトを考えず、AI側からの質問に答えていくと、AIが徐々に学習し、必要な生成物が出来上がる仕組みです。

そのバックに「「プロンプトの設計公式」が埋め込まれているからできるのです。

もともと「経営ナビAI」は、広く多くの社員が生成AIを使うためにOEMで開発したもので、こういうカスタムチャットがリリース時には30近くできると思います。

そして、リリース後も随時いろいろなカスタムチャットを追加していき、「中小企業の経営支援専門の生成AI」として普及させようと考えています。

２，KPI監査AI

「KPI監査AI」では、もともと弊社のノウハウである「ベーシックKPI監査」のノウハウをプロンプトの設計公式に入れています。

「経営支援AI」というカテゴリーの中のAIです。

これは主に会計事務所などの士業が、経営者の眼の前で、この経営ナビAIを立ち上げ、AIからくる質問をヒアリングしながら、答えていく仕組みです。

監査担当者や生成AIの質問を経営者に行うだけで、ミニコンサルティングができるのです。

まず「開始ボタン」を押すと、「売上に関する５つの質問」が段階的に出てきます。

その一つ一つを監査担当者がヒアリングして、それを入力していきます。

各質問にはヒントに参考例がついているので、分かりやすいと思います。

その後、「利益に関する５つの質問」が段階的に出てきてそれに答えます。

最終的に、この企業にふさわしい「KPI」が設定されます。

この裏の設計データには、拙著「KPI監査」の全データが組み込まれて、それを参考に生成されています。

 これはある会計事務所に事例です。

これは最終の答えではなく、第1次回答としてこれを参考ににカスタマイズしていきます。

３，会計事務所の求人票作成AI

会計事務所の人手不足も深刻になっています。

普通に募集しても監査職員の応募が少ないのが実態でしょう。

そこで「会計事務所監査職員採用の為の求人票作成AI」を開発しました。

これは事務所の小さな強みについて、12の質問とそのヒントが内部で設計されており、一問一答式で答えると、

下記の採用ページや求人票のコンテンツが数分で出来上がります。

-採用キャッチコピー5案

-採用ページ冒頭のメッセージ

-求人票本文（募集職種/業務内容/勤務地/給与/休日/成長機会／学習支援/応募資格/向いている人など）

 -若手職員のインタビュー風コンテンツとあるあるのエピソードトーク

数十ページにわたる会計事務所固有の業務や求職者の特徴のノウハウPDFで事前に設計段階で読み込ませているので、AIが忖度して生成してくれます。

これを参考に、自分なりにカスタマイズしていきます。

４，顧問先に指導する求人票作成支援AI

会計事務所も求人に困っているが、顧問先の経営者も「人手不足」は喫緊の深刻な課題です。

「いくら募集しても人が来ない」と嘆く中小零細企業のハローワークページや求人情報誌の内容、採用ページを見ると、「これでは求職者の反応はないだろう」と思えることが多々あります。

そこで、会計事務所職員が経営者と「求人票作成支援AI」を一緒に見ながら一問一答式で答えていくと、20分後には「キャッチコピーや募集要項」が求職者の感情に訴求する文言で生成されます。

11の質問には、それぞれの書き方のヒントが掲載されているので、答えやすくなっています。

そして最終的な生成物は

／キャッチコピー

／冒頭PR文

／仕事内容紹介

／こんな方が当社に向いている（5点）

／やりがいやプライド（5点）

／仕事が面白いエピソード（300文字）

／若手の声風コメント

と詳しく書かれた募集要項が表形式で出てきます。

こういうアウトプットがものの20分で生成されるのが「経営ナビAI」です。

 自分で一からプロンプトを考え、思った生成ができないと諦めるより、最初から経営課題別の設計された「専用AI」を使った方が第1次回答の精度は上がります。

後日、公開し申込をスタートさせます。