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KPI監査に使う最新版SWOT分析フレーム

 

KPI監査では、大きく2つのアプローチからKSF(重要成功要因)をピックアップし、その行動プロセスの指標としてKPI(重要業績評価指標)を設定、そしてその行動結果と共にモニタリングしていきます。

このアプローチの仕方を今回は特別に公開します。

このフレームに沿った論理的落とし込みの深堀質問でその中小企業固有のKSF⇒KPI⇒行動プロセスを複数出していくのです。

1,クロスSWOT分析「積極戦略」から捻出するKSF

積極戦略は「強み」×「機会」から生まれます。

「自社の強みを活かし可能性ある市場・顧客の分野に独自の経営戦略や具体策で重点集中する」事です。

一番理にかなっていると言えます。

その独自の経営戦略・具体策がKSFとなり、その行動プロセスの指標がKPIになります。

そのフレームが下記です。

231226_KPI監査強み追求積極戦略.jpg

事前に「強み分析」と「機会分析」を行い、その掛け算であるKSFを3つ取り出します。

その3つについてそれぞれ顧客視点のKPI、業務プロセス視点のKPIを設定。

そのKSFやKPIの裏付け対策などを文字化します。

ここで大事な事はオレンジ色の箇所の「主要行動キーワード」です。

どんな具体的なアクション名を考えているかが、その後のKPI監査モニタリングでも重要になります。

 

2,クロスSWOT分析「改善戦略」から捻出するボトルネックのKSF

もう一つは「弱み分析」と「機会分析」でボトルネックを捻出します。

せっかく「機会」である可能性があるのに、「ボトルネックの弱み」が業績改善のきっかけを阻害しているのです。

この「改善戦略」こそ、「ボトルネックのKSFとKPI設定」と全く同じ事なのです。

それをフレームにしたのが下記です。

231226_KPI監査ボトルネック改善集中.jpg

ボトルネックでは「学習と成長の視点」も追加しています。

それは体制整備とか仕組みとか人材採用や育成などの構造課題が出てくるからです。

積極戦略のような「顧客と商品」と限定できない定性的な事が多々出てきます。

 

3,KPI監査モニタリングに使うフレーム

SWOT分析での「強みを更に伸ばす積極戦略からのKPI」と「ボトルネックの改善戦略からのKPI」が決まれば、そのモニタリングでKPI監査が継続されます。

KPI監査の基本は「行動プロセス指標」のPDCAであり、アクションプラン監査でもあります。

231226_KPI監査モニタリングシート.jpg

このKPI監査モニタリングシートでは2カ月1回のKPI監査となっています。

毎月にしないのは、中小零細企業の場合毎月だとなかなか進捗しない事が多く、KPI監査効果が出しにくいからです。

 

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