SWOT分析ができると、長期経営顧問になりやすい理由

長期経営顧問とは、10年以上中小企業の経営の意思決定の場面の会議に参加したり、定期的な経営者面談を行う事です。一般の経営顧問、会計顧問や税務顧問は、「相談されたことに答える」というスタンスです。しかし、長期経営顧問は「一緒に、経営の意思決定に参加」するスタンスですから、イメージとしては「社外役員」に近いかもしれません。しかも、議事進行にも大きく関与する「社外役員」みたいなものです。

1、経営戦略に入り込むから、関係性が長期化する

これまで33年間コンサルタントをしていますが、10年以上の継続コンサルティングをしているクライアントは、80%以上にになります。今でも毎月13~15社の顧問をしていますが、長い企業は20年以上が3社、10年以上が4社、5年以上が3社です。これらの企業のコンサルティングでは、ほとんど「経営戦略」作りに一緒に参画し、経営戦略の検討過程や「見える化」そしてモニタリングをしています。経営戦略は仮設、検証、モニタリング、修正変更、モニタリングと終わりなく続きます。だから、長期顧問になるのは必然なんですね。

2、経営戦略に参画する為に、戦略ツールを使えることが条件

経営戦略作りといっても、何からどう手を付けるか、分かりにくいかもしれません。

「社長、経営戦略を作りましょう」

「そうだね、どうやって作るのかい」

「・・・・」

もし、あなたに「経営戦略を作るとは、〇〇をすること」と明確な定義がなければ、支離滅裂になり、不信感を持たれます。

 

経営戦略の作り方は誘導の仕方には、いろいろなツールがあります。3C分析、4P、5force、PEST、PPM等々もし興味があれば、それらを一から勉強することも一案です。しかし、どれもこれも専門的で、分析に偏りがあり、それなりの企業規模でないと、なかなか推進が難しいものばかりです。

3、SWOT分析なら、中小企業向きの経営戦略ツール

私が長年、SWOT分析を使って、中小企業の経営戦略づくりに貢献している理由は一言。「簡単な理論で、中小企業経営者、幹部にもすごく分かりやすい」からです。しかも、RE-経営式「実践SWOT分析」は、相手経営者、幹部から意見やアイデアを引き出し、先方が納得する経営戦略を導き出す手法です。だから「SWOT分析コーチングメソッド」と言われているのです。

何せ、「この業界はこうあるべきだ」という答えがありません。ほとんどの経営戦略分析ツールだと、「この業界ならこういう方向性」だとか「一般的にこれが必要」だと、「業種によって答えが決まっている」ような傾向があります。しかし、SWOT分析の場合、業界が同じでも地域が同じでも、経営戦略はまったく違ったものが出来上がります。何故なら、「使える経営資源」が違えば、求められるニッチ市場も違う。すると、すべての中小企業で「わが道を行くための経営戦略」を作り上げるのが、「SWOT分析」になるのです。

4、今までの一般的な「SWOT分析」がダメな理由

同じSWOT分析でも、世の中には。「ダメSWOT分析」がたくさんあります。

  • 「強み」「弱み」「機会」「脅威」を並べただけのSWOT分析から無理やり経営戦略を持っていく
  • 大手の同業者の戦略の後追いをするSWOT分析
  • 業界常識、一般論で実行不可能な対策を並べるSWOT分析
  • 戦略を見ても、何からどう手を付けるかイメージがわかないSWOT分析
  • コンサルタントが指導しながら、押し付けたSWOT分析
  • クロス分析の表現に固有性、具体性がなく、アクションプランのイメージがわかないSWOT分析  等々

私たちがこれまで220以上の現場で培ってきた「実践SWOT分析」は、こういうものではありません。SWOT分析後に、経営者幹部から、

「なんかイメージがわきました」

「ビジョンの方向性が見えました」

「具体策が見えたから、やる気が出ました」

「今まで、悶々としていた未来がスッキリ見えました」

こういう答えが返ってきます。

5、長期経営顧問になるには、経営戦略支援とモニタリングスキルを上げる

経営戦略に強くなると、長期経営顧問になる最大の理由は、「答えが決まってない経営戦略には、経営者は常に不安がある」からです。答えが決まっている課題なら、コンサルタントや専門家から知識だけを勉強すればいいので、単発の指導で十分です。しかし、経営戦略は、やってみないと分からない要素があり、継続的なモニタリングが欠かせません。

そして、経営者は心の中で「あの戦略でいいのだろうか?」と常に不安感があります。それを役員や部下に泣き言の相談はしにくいもの。そこでコンサルタントや会計事務所などに継続的にフォローしてもらえれば、心強い訳です。

 

SWOT分析が長期経営顧問につながる理由はほかにもいろいろありますが、それはいずれご紹介しましょう。 

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