個人の「強み」を見どう見つけるか(研修会の現場報告)

今日は、長年コンサルティングしている企業での中堅者研修でした。ベテランから係長クラスまでの、実務的には部門の中心でやっているメンバーです。参加者は30名。この会社では、層別にいろいろなカリキュラムを作って、私を中心に、一部を他の専門家に依頼して年間20回前後の終日、半日研修をしています。今日のテーマは、いつもの実務的なスキルアップや課題解決の研修ではなく、個人(パーソナル)について、自問自答してもらう研修でした。

貴方の個人の「強み」を分析してください。

所定のシートに書いて貰いました。各ケース別にどんな強み・得意な事があるかを。先にある会社の中管理職の「強み分析シート」の実例を示して、説明の上作業です。弱みや苦手な事はたくさんでますが、「強み」はなかなか出にくいものです。

「強み」とはいったい何物でしょうか?

「強み」は、顕在的に出ているものは、自分も他人も認めているものですから、分かりやすいです。

でも、それだと少ないし、自信につながりません。そこで、研修で使う手法は。「潜在的な事実」の堀出しです。具体的には、過去の各シチュエーション別に、 「どんな、褒められがあったか」 「やりきって、気持ちが良かった事はどんな事?」 「これをやっているとついつい時間を忘れてしまう事は何?」 等々 いくつかの設問に、答えていくと、徐々にですが、「強み」が埋まっていきます。

この研修の目的は、「悪いこと・苦手な事」を改善するのではなく、「強みと自信があること」を更に伸ばす為です。そして、これを書き終わった時、少し笑顔になる事が目的です。本来なら、関係する人間から第3者評価で「強み」を言われるのがベターですが、なかなかそうもいきません。そして、この強みシートは、本人だけでなく、直属上司にも配布されます。

上司は、部下が自己認識している「強み」を把握した上で、日ごろのマネジメントをするように仕向けてます。

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