SWOT分析現場の「困りごと解決シリーズ」⑥「SWOT分析結果を経営改善計画書へ反映させる方法」
SWOT分析、事業再構築、経営承継の可視化コンサルタントの嶋田です。
SWOT分析で「積極戦略」まで何とか書いたけど、その先「収支計画」にどうやってつなげるのか分からない・・・
そういう声をよく聞きます。
実はここが結構難しいところです。
なぜなら「積極戦略」が曖昧だと数値に落とし込めないからです。
では実際のコンサルティング現場では、クロスSWOT分析の「積極戦略」をどのように「数値化」しているのかを少しだけ解説します。
これまではほぼ白紙の「クロスSWOT分析「積極戦略」シート」に、具体策をかき出しそこから商材売上を導いていました。
すると当然ですが、普通の方にはこの落とし込み方がとても難しく感じます。
そこで「事業再構築でのクロスSWOT分析」でも紹介した「記載指定のあるクロスSWOT分析シート」をより細かく紹介します。
このリアルノウハウはやはり「SWOT分析スキル検定中級リモートコース」に参加されないと、実践的な部分は教えられないのでご了承ください。
1,各「積極戦略」をカテゴリー別に内容確定
最近の「積極戦略」は、表自体に何をどう書けばいいかを指定しているケースが増えています。
といっても、この手のフレームは当社のみですが。
そこに書いてほしいことは、
①何を(商品・サービス名)
②どこに(顧客ターゲット先、販売チャネル)
③どんな手段(マーケティングプロセス、Web販売の仕方、フロントエンドなど)
④どう差別化・差異化(他社との違いをどこにどう出しているか)
⑤どう造る・どう販売する(製造のポイント、外注先、連携など)
⑥主要キーワード(この積極戦略で一番言いたい固有の内容)
これらをしっかり書ければ、そのプロセスとして数値化も書きやすくなります。
2,売上可能性
1の戦略を実行すると、
どこに、何が、どれ位の売上が可能なのか?
概算数字を出します。
まだ市場規模は分からなくても構わないので、希望的数値でもまず入れてみましょう。
3,数量可能性
1の戦略を実行すると売上規模は分からなくても、大体の生産量、販売量を出します。
4,原価影響
1の戦略を実行して、売上規模が見えたら、大体原価(材料、外注、労務費、物流、現場経費など)はどれくらい掛かるのか?粗利率をどれくらい見るのか?を概算で書きます。
5,経費影響
例えば人件費がどれくらい増減するのか?広告宣伝費は?地代家賃は?減価償却費は?交通費などの経費面も分かる範囲で項目位を書きます。
6,利益効果
結果、利益効果や利益につながることでどれ位のプラスマイナスがあるのかを書きます。
7,KPI( )
ここではその戦略に沿った重要なKPIがあれば書きます。
KPIとは重要業績指標です。
この「積極戦略」が成功するかどうかの決め手になるプロセスの数値化です。
それを表にしたのが下記です。
2022年はこんな表を多用しようと考えています。
お気づきだと思いますが、「強み」「機会」のヒント質問が今風に変更しています。
2022年からのオンラインサロンや「RE嶋田塾」でも随時、進め方を公開していきます。
2022年1月6日、2月4日のzoomオンラインサロンは
https://store.re-keiei.com/pages/swot-zoom-online
2022年1月25日からの「RE嶋田塾」は
https://store.re-keiei.com/pages/re-shimada-course
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