【SWOT分析と事業再構築】公募要領から事業計画書のチェックリストと必要書式を設定してみた件
「強み」を引き出すSWOT分析コンサルタントの嶋田です。
3月26日に「事業再構築補助金の公募要領」が発表されました。
まさかと思いましたが、書式の指定はなく、諸条件に沿ってA4で15枚以内で作成するよう指示されています。
さて、どんな書き方で審査に理解を得るような書き方をすべきか、ここが多くの方が悩んでいるところだと思います。
この要領では書き方は問わないが、諸条件に沿うような中身が求められます。
そこで、詳細はオンラインサロン参加者とzoomでSWOT分析ロープレ参加者、及びSWOT分析検定者しか公開できませんが、その入り口だけご紹介します。
1,事業再構築の「新分野展開」の適合性を自己チェック
これは事業再構築指針・手引書の記載されていた4つの類型別に適合しているかどうかをチェックするものです。
今検討中の新製品が指摘された条件にクリアされていないなら、最初から申請自体ムダだと言えます。
実際に、2社の依頼で事業再構築用のクロスSWOT分析をして、新製品、新市場の積極戦略を見出し、マーケティング戦略やロードマップまで作成しました。
しかし、肝心かなめの「事業再構築補助金指針合致度」チェックで、複数の非該当になり補助金申請はムリだと分かりました。
ただし、補助金の有無に関係なく中期ビジョンとしては必要なので、SWOT分析から導き出された固有戦略はそのまま活用する事になりました。
この適合性チェックは、
●新分野展開で11チェック項目
●事業転換で8項目
●業種転換で8項目
●業態転換で8項目
あります。
既に出ている指針をチェックリスト化して、クロスSWOT分析で出た固有戦略が妥当性があるどうかのチェックに活用します。
そして不適合があれば、再度クロスSWOT分析に戻り、内容を再検討して適合するように持っていきます。
もし根本的に新製品、新市場、新設備投資、売上10%比率に該当しないなら、補助金は狙わず、中期ビジョンとして扱っています。
2,公募要領からの「通常枠」78のチェックポイント
公募要領を見るとますます厳しい条件だという事が分かります。
そこで、32ページにわたって書かれた公募要領から、事業計画作成に必要不可欠な箇所とチェックポイントをリスト化しました。
すると、全部で78項目になりました。
●補助対象要件と注意事項 9項目
●不採択になる条件 12項目(これは当たり前のことを書いているので、多くの企業には該当しないようです)
●対象経費項目と注意点 42項目
●事業計画注意点 18項目
●審査項目 9項目
リスト化して、事業計画内容で漏れや勘違いを防御する為に、確認作業する為のチェックリストです。
3,公募要領からの「必要書式」11ページ内容
今回は指定書式がなく、真剣に考えない、見ず知らずの審査員を説得するように知恵とアイデアを絞らないとできないようになっています。
恐らく、この書式や内容から相当脱落する案件も多い事でしょう。
以前から今回の事業再構築補助金の事業計画書は、当社が長年取り組んでいる「クロスSWOT分析」ノウハウが相当な分野で参考になります。
「クロスSWOT分析」を細かく落とし込む事で、事業計画書の要件がほぼ網羅されることに納得しました。
例えば、公募要領では事業計画書の注意点として下記の事を求めています。
これを整理していくと、これまで事業再構築補助金用事業計画書として作成してきた
●クロスSWOT分析
●指針・手引書合致度チェック(適合性チェック)
●クロスSWOT分析の具体策連動型の中期収支計画表
●実行する為のロードマップ(中期工程表)
がそのまま生かせる訳です。
今、分かりやすく「事業計画書」のフレームと、そのフレームに落とし込んだ実際の案件を整理しています。
これは6月の出版では掲載されますが、オンラインサロンとzoomでSWOT分析ロープレ参加者には早めに紹介し、書式データも提供したいと思います。
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