【SWOT分析と事業再構築】隠れた「企業の強み」を引き出す4つの質問

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前回、4つの質問のカテゴリーをご紹介しました。

⑴顧客資産

⑵商材資産

⑶人財・技術資産

⑷設備・機能資産

今回は、この4つの質問カテゴリーの具体的な中身を見ていきましょう。

この質問が上手に使えると、SWOT分析のスキルは大きく成長します。

 

1,顧客資産は、既存客をいかに多角的に使えるか

顧客資産とは、「今の顧客、しかも特定顧客をどう活かせば、新たな可能性が開けるか」を考えます。

顧客全般というよりは、特定顧客の潜在性を見ていきます。

顧客全般で見ていくと、「攻め方」がぼやけてくるので。

●この顧客をどう活かせば、新たな商材サービスが可能か?

●この顧客が困っていることで、自社が提供できる新たなサービスは何か?

こういうことを深掘りして議論します。

 

2,商材資産は、今の取扱商品サービスを深掘り

●今の商品・商圏・販売権を活用して新たな販売先やチャネル開拓をしようとしたら、どういうチャネルは流通ルートが可能か?

●今の商品に何を追加することで、更に広がる可能性があるか?

を見ていきます。

既存の商品サービス自体に、隠れた可能性があるかもしれません。

特に、今のサービスに付加価値やプラスワンの提案することで、より買い上げ頻度や単価があがる可能性が有るかもしれません。

 

3,人財・技術資産は、社員個人目を向ける

人財や技術資産では、より小さく無形資産の活用方法を見ていきます。

●差別化に少しでも使えそうな従業員が持っている固有技術や技能(顧客が喜ぶなら趣味でも可)は何か?

●他社と比較して、見方を変えればPRできそうな人財、組織は何か?

ここで大事なことは法人にこれと言って「強み」が見えない時は、経営者、社員個人のレベルまで趣味、特技を聞き出すことです。

それが付加価値サービスや新しいPRのポイントになることが、これまでもたくさん出くわしました。

 

4,設備・機能資産は不良資産に眠る宝を発見

設備機器、動産不動産、などの資産の多角的な使い方を見ていきます。

分かりやすいのは遊休資産の再活用として多角化(消費者向け店舗、賃貸など)をするケースです。

ただしこれは「強み」が不動産だけであり、そこにはノウハウも何もありません。

既存事業とのシナジーが薄いのです。

●設備機器、不動産、動産などで使い方次第では有効なもの は何か?

●これまでは不良資産扱いでも、見方を変えれば有効利用できそうなものは何か?

「見方を変えれば、使えそうな資産」が何か、どう見方を変えるのか、深く議論します。

 

このように「強み分析」は多角的な視点が重要になります。

しかしこの「強み分析」から、新たな新規事業・多角化のアイデアが出るわけですから、じっくり時間をかけて、いろいろな可能性を出していただきたいですね。

 

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