メンター、コーチも経営戦略知識が必要な時代
メンターやコーチングを仕事としている方に、今回は特に読んで欲しい内容です。経営者クラスのメンターやコーチングをしていると、ある限界に気づく事はないでしょうか?それは、具体的な検討で経営戦略の話になると、クライアントの判断任せで、深入り出来ないという事です。
無論、「メンターもコーチングも、クライアントに適切な判断ができるよう促すのが仕事であり、経営戦略を提案するのが仕事ではない」と言われるでしょう。確かにその通りですが、もし「メンターやコーチに経営戦略知識があれば、踏み込んだ戦略コーチング」も可能です。それは、普通のメンターやコーチとは違うジャンルのスタイルになるでしょう。
経営コンサルタントととの一番の違いは、「コンサルタントは分析して経営戦略を提案」しますが、「経営戦略の分かるメンターやコーチ」は、「傾聴しながら、適切な質問やヒントを言いながら、クライアント自身が自ら気づき経営戦略の判断」をしていきます。私に言わせれば、それこそ「最強の経営コンサルタント」ではなかろうかと思うのです。
1、企業の経営者などのエグゼクティブは戦略で迷っている
戦略とはいろいろな言い方がありますが、当社では「戦略は何を、どこへを決める事」だと定義しています。この判断ミスが企業の業績に影響されるばかりか、場合によっては致命傷になる。だから経営者クラスは真剣に検討します。この経営戦略で経営者に適切な判断を誘導するには、普通のコーチングだけでは限界がありそうです。
「どんな戦略が妥当だと思いますか」「何故、そう思いますか」「他にはどんな戦略がありますか」「何故、その戦略を選ばず、これが良いと思うのですか」このような質問を投げかけ、経営者が答えます。
ただ、自己認識がしっかりある経営者なら、それに沿って気づきも生まれ、回答していくでしょう。しかし、経営戦略はいつも迷い、揺れ動くものです。その答えが潜在的にない経営者には、どこかでそれ以上の深い会話が止まるはずです。その限界を突破するのが「経営戦略の知識」です。
2、もし、クライアントから経営戦略の意見を求められたら?
いろいろ質問していくと経営者も分からなくなり、「先生はどの戦略が良いと思いますか?」と逆質問されるケースがあります。一般にはそういう質問が来ても、先方に再質問して先方に考えるように仕向けるでしょう。しかし、経営戦略の知識があれば、より具体的な質問やヒントを提供でき、より経営者が考えやすくなります。だから、メンターやコーチにも経営戦略の知識が必要なんです。
そして、経営戦略の知識を持って、経営者面談を繰り返す事は、「経営顧問」になるようなものです。経営者からすれば、自社の経営戦略を一緒に考えてくれるメンターやコーチには、普通のコーチング契約以上の付加価値が発生します。それは、費用面、収入面にも表れると思います。例えば1回2時間3万円のコーチング契約から、毎月1回訪問、数時間の経営顧問で10数万円、のような形態に変化できます。
3、経営戦略のコーチングとは、SWOT分析メソッドを使う事でクリア
世間にはいろいろな経営戦略知識がありますが、それを知識として吸収してもメンターやコーチにはあまり意味がないでしょう。大事な事はクライアントに戦略の気づきや妥当性を判断してもらう訳ですから。そこでメンターやコーチにも最低限理解して欲しい「経営戦略立案スキル」が「SWOT分析」です。SWOT分析なら、外部環境と内部要因のバランスを見ながら、「勝てるニッチ市場やニッチカテゴリー」を発見し、自社の強みを掛け合わせるので、クライアント自身も考えやすくなります。
しかも、ヒント力と質問のバリエーションさえ知識学習すれば、後は日ごろの聴きだす能力さえ使えば、相手が勝手に答えてくれるし、ドンドン戦略判断の材料が会話中に積みあがっていきます。
4、メンターやコーチングができる経営コンサルタントの凄みと将来性
メンターやコーチから経営戦略の分かる「経営コンサルティング機能」を持つか、元々の経営コンサルタントがコーチングスキルを持つか、いずれにしても、強い存在になります。実際に経営戦略の誘導知識としてのSWOT分析スキルは、「コーチングメソッド」を使ったものが主流になっています。経営コンサルタントが専門家目線で「指導する経営戦略」はもう通用しないのです。
聞きながら、質問しながら、ヒントを出しながら、クライアント自身に考えさせ、クライアント自身に戦略の妥当性を判断させる事が、SWOT分析コーチングメソッドです。こういうスキルをメンターやコーチ、経営コンサルタントが持ち合わせる事で、相当な幅が増えていくのだと思います。
5、経営戦略のコーチング現場で使えるSWOT分析メソッドを実際に学習したい方へ
これまで約500人のコンサルタント、会計事務所が購入し、活用している「SWOT分析事例付テンプレート」をデータダウンロードで購入できます。このデータはSWOT分析現場で使う「テンプレート」と「20業種の実例解説」「13業種のヒアリングポイント」を具体的に記した「ノウハウの塊」です。
SWOT分析を実践してみようと思う方には、即参考になります。下記の内容を見て貰えれば、その訳が分かります。
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