部下に仕事が振れないリーダー責任者の行動特性
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部下に上手に仕事が振れず、過重労働とストレスで「いっぱいいっぱい」のリーダー責任者が、病院でも施設でも増殖しています。人手不足の折だけど、増え続ける仕事量をこなすには、若手や部下を育て、仕事を割り振っていかなければ、トラブル続出のチームや部門になっていきます。病院や介護職でも管理職研修で、いろいろな悩みを聞く場がありますが、そこで感じた事整理しました。
1、何故、部下に仕事を振れないのか?
仕事を部下に割り振りするのが苦手なリーダー責任者、幹部には共通の特徴があります。それは以下の8点です。
- 自分がやったほうが手っ取り早い…部下に指示しても時間ばかり取られる。自分がやればすぐできるから
- 部下に振ると「それはできません」と断れる …部下も仕事を抱えているから、無理強いができない
- 部下に任せると納期や期限に間に合わない…仕事のスピードが違うので、任せられない
- 任せて業績が落ちるのが怖い…自分がしないと数値が落ちるのが怖い
- 部下に任せると抜けが多い(二度手間になるから)
- この仕事を任せると、自分の存在価値が減ってしまう
- 現場の実務が好きだ(マネジメントは嫌いだ)
- 出来の悪い部下ばかりで、任せたくても任せられない
これは、本音ですが放置していると、ますますリーダー自身がドツボにはまっていきます。
2、仕事を任せられず、自分ばかりバタバタしている人の特徴
リーダー責任者自身も分かっている筈ですが、「任せられない」幹部には、こんな行動特性があります。レベルの低い部下のせいではなく、リーダー責任者自身の問題ですが、それを率直に認めて、自己改革していかないと、状況改善は進みませんね。あなたもちょっと振り返ってみては?
- 忙しい中身が分かってない…何が、忙しいのか、論理的に分析しよう。感覚的に忙しいとストレスを溜めている人も多い
- 正味仕事時間で考えていない …正味仕事時間には、会議、報告書、報連相、根回り、電話待ち、移動時間、ネットサーフィン、メールチェックは含まれない(それらは作業時間)
- 後ろ向き、追われる仕事だから…追われ仕事はストレスが溜まりやすい
- 何でも自分で片付けようと、仕事を溜めこむから…結果、部下にも迷惑が掛かる
- 最初から行動計画が杜撰(ずさん)…行動計画・スケジュール表の為の結果工程で、実際の段取り、根回し、指示期限、中間確認等の『プロセス』を細かく書いてない。
- 誰もリーダー責任者、幹部の仕事内容・進捗状況を知らない…だから部下も手伝いようがない。仕事を「見える状態」にしていないから、そうなる
- 早め早めに着手する先行管理ができてない…いつもギリギリになって、仕事をやっつけている(期限まじかにならないとケツに火が付かない)
- やらねばならない事を平気で忘れる…メモや忘れない仕組みを作ってない
- 仕事の指示が遅い…必要な業務が来た時、直ぐ指示せず、「そのうち」「後から」 が多過ぎる。その結果忘れている。
- いつも緊急な事、即やれ的な業務が多い…段取りが悪いと、いつも緊急、いつも「すぐヤレ」の指示が多くなる。部下は上司の段取りの悪さをお見通し
- 部下を指示待ち族にしている。指示がなければ動かない部下は、こう思っている
- 「次の仕事が分からない」
- 「事前にどんな行動計画か知らない」
- 「何をどう報告したらいいか分からない」
- 「次の仕事の取り組む前に、取り組めない壁があるが、その処理方法を教えて貰ってない」
- 必要な資料やデータがすぐ取り出せない。4Sができてない… 机の上の資料が横積みで、下に何があるか分からない。 どこにあるか分からない。探すのに時間が掛かる。 PCのフォルダー管理やファイル名の管理を見ればダメな人 は直ぐ分かる。
これは性格ではありません。心構えですね。
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