管理監督者登用が裏目にでた5つの事実
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これまでの病院や介護施設でのコンサルティングから私が体験した事例
職場経験も数年あり、実務評価の高い若手を抜擢
- 根が真面目で、何事も一生懸命、俗にいう「若いのにしっかりしていい人材」だった
- 仕事はできたが、徐々に過分の責任感に押しつぶされた
- 仕事ができるから、とその上の経営幹部も安心して任せたが、実は孤独感いっぱいで相当なストレスだった
- 結果、体と心を壊し長期入院となった(本人の性格にも起因)
実務能力や責任感が今一にも関わらず年功序列で昇格させた
- 精神面の問題はなかったが、これまでの職場でこれと言った貢献がなかったのに昇格したので、旧来のやり方を変えないタイプだった
- 本人も「管理者になった」という意識ではなく、「今までの仕事に役職がついただけ」と自分の仕事だけをした
- 部下の相談には乗ったが、「自分が責任者」という気持ちがない為、一緒に組織に悪口を言うだけの始末
- 結局抵抗勢力の管理者を作ってしまっただけだった
同期入社、同世代、同経験だから昇格させないとモチベーションが下がるから昇格
- 陰で「同期のあいつは昇進したのに 何故、俺を昇格させてくれないのか」と言っている事が経営幹部の耳に入り、仕方なく昇格した
- 特定の部門長になったのではなく、今の職場で役職名だけがついただけだった
- 実際の責任もなく、今まで通りの仕事をし、給料だけが上がった形
前職場で管理職だったから、実務経験も少ないままいきなり昇格
- 同業種の事業所から転職してきており、前職では課長(部門長)だったので、実務も管理能力もあると、淡い期待が経営幹部にはあった
- 同業種と言いつつも、そのやり方は固有のものがあり、本音のところではなかなか慣れてない状況だった
- まだ慣れる前にいきなり幹部になったことで、日々のマネジメントでは、彼より実務経験が豊富な部下から突き上げを食らうようになった
- 登用した経営幹部も次第に「意外に使えないね」と思うようになり、言葉の端々に「期待通りの仕事をしてない」ようなニュアンスが度々でるようになった
- 信頼感を失ったと思うようになり 結果、1年で退職となった
仕事ができる女性を部門の責任者である課長に登用
- 仕事が好きで人事評価も高いし、女性が多い職場だからと登用した
- ただその職場には、老獪なベテラン女性もおり、陰の権力者だった
- 課長もはじめは一生懸命、部門をまとめたり、新たな行動をするような努力をしていたが。ことごとくその老獪なベテランから邪魔され、自信を無くした
- 課長は「老獪なベテランの行為」を経営幹部に相談
- 経営幹部から、老獪なベテラン職員に指導が入る(そのベテランはその経営幹部の言うことは聞くから)
- しかし、老獪なベテランは告げ口した事を根にもち、今度は表立ってではなく暗躍しながら、課長のやることなすことにネガティブ意見をぶつけ、他のメンバーにも強要
- 次第に課長だけが孤立するようになった。その後退職
- 老獪なベテランはその後も新たな責任者が来ても、似たような態度を取っている(そんな老獪なベテランに限って実務能力が高く、問題職員だとわかっていても降格や解雇ができない)
これらのケースはどこでもあるのでは?
だから、昇格には周到な準備をして「失敗確率」を減らす事ですね。
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