嶋田利広ブログ

病院・介護施設のコンサルタント

病院も介護施設も動画教育の時代

職員教育の在り方が変わろとしています。これまでの教育手段と言えば、

  • 研修セミナーを受講
  • 上司が言葉で教える
  • マニュアルで教える

が中心でした。

しかし今、どの病院も介護施設も管理職は多忙で、職員教育が疎かになりがち。更に「ゆとり世代」や常識を知らない若手職員の増加は、組織チームを混乱させるばかりか、管理職リーダーが仕事を触れず、自分で抱えて七転八倒しているのです。

そんな状況で「じっくり教えて育てて・・」と言う心の余裕もなく、またその教育時間さえ取れない状況ですね。それで、現在はどういう教育手段が増えてきているのでしょうか?

その一つが動画による教育です。今まで介護技術や看護技術、コメディカル各職の技術の教育でも、何となく「経験を積ませて・・・」が主流でした。しかし、そんな時間的な余裕がない以上、教育手段を変えないといけません。

 動画教育

動画教育とは、実際に作業を行っている処をカメラやスマホで撮影し、それにナレーションやテロップ(キャプション)の文字情報をつけて、編集して作成します。例えば、介護で利用者をベッドからトランスファーをする時、実際にしている箇所(特にポイントとなる箇所が良く見えるように)を動画で撮影し、後からそのポイントテロップなどの文字情報を入れて編集します。時間にして1作業5分位です。そういう基本業務を撮影したくさんの動画教育ライブラリをつくります。

その動画を新人に何回も見せてレポートを書かせたりします。観て書いて覚える訳です。またヒヤリハットやミストラブルが起こった時、動画を見て、どの箇所が間違ったかを検証します。これ以外にもいろいろな使い方があるのが動画教育です。一般に売られているものより、独自で作った方が、定着しそうです。

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