職員が辞めたくなる心理過程や兆候

こんにちは、㈱RE-経営の嶋田です。

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今回は、看護師介護士離職対策シリーズの第2弾として「看護師や介護士が辞めたくなっている兆候」をご紹介します。

どんな職種の人間でも、辞めたくなると何らかの行動の変化が出ます。

それを事前に察知し、「心が固まる」前に指導できれば、あるいは離職は防げるかも知れません。 代表的な、心理兆候と行動兆候をご紹介します。

1,今まで出勤時間に余裕があったのに、最近ギリギリになっている

心の乱れは出勤時間に現れます。

もともと時間ギリギリのヒトは良いですが、もともと余裕にある出勤のヒトがギリギリになるのは何かある証拠です。

2,提出書類がどんどん遅くなっている

提出書類の遅れも出勤時間と同じ。

もともと遅いヒトは問題ありませんが、いつも期限以内にちゃんとしていたヒトが遅れるのは要注意です。

3,今まで黙っていても書類提出期限を順守していたのに、催促しないと提出しないようにな った

2と同じで、言われなくても提出していたヒトが出さなくなったり、内容が浅くなったら、仕事の集中していない証拠。

4,小さなミスが連発している

小さなミスは集中力の欠如です。

そのミスが連発するのは、振り返る余裕もなく、頭が他の事でいっぱいいっぱいだからです。

5,朝の挨拶に元気がなくなった

朝の元気な挨拶はやる気のバロメーター。

今までいい挨拶をしていたヒトが元気がなくなることが続くと要注意。

6,ミーティングやカンファでも意見を言わないようになった

意見を言わなくなったのは前向きさが減った事と、そのカンファの内容よりも優先順位が高い事は職場以外にあるからです。

7,最近、反体制的な職員と、仲良くなったようだ

組織の愚痴や批判を公然としだしたり、そういう仲間と徒党を組むような感じになると、面倒な状態です。しかもそれが今までは組織に従順だった人が宗旨替えしたような態度だと。

8,勤務変更や要望が最近増えてきた

勤務シフトは皆の都合もあり、一度決めたら個人的な理由で動かす事は本来ならはばかれるもの。

しかし、それをもともと協調性のある方が、自分都合だけを優先させようとしだしたら、組織への遠慮が無くなった証拠。

もともと協調性のない身勝手なヒトは最初からそうだから問題はない。

9,介護・看護レベルの高い業務を何かと言い訳して、しないようになった

高いレベルの仕事は本人がキャリアアップを目指す事で、やりがいにつながるはず。

しかし、それを拒みだしたらモチベーションが上がらず現状維持を望んでいるのか、この組織ではこれ以上の責任ある仕事をしたくないのか、そんな意識が出ています。

これも今までは前向きに徐々に高いレベルの仕事に取り組んでいたのに、最近拒み始めたら何かがあることを疑った方がいい。

10、個人面談をしても、言われるがままで、自分の意見を言わなくなった

個人面談は上司や組織への信頼関係があれば、いろいろな会話が出てきます。

今までいろいろ会話してきたのに最近の個人面談ではあまり何も言わないようだと、心の変化があったということ。

11、職場の中で、孤立しているような感じである

今までは仲間といつも会話していたのに最近は会話をしない事が増え、組織で孤立しているイメージだと組織へのエンゲージメントがほぼ崩壊していること。

離職が秒読み段階にはいった事です。

12、家庭か職場かに問題があるようで、寝不足気味のような感じである

寝不足は健康や顔色にも表れ分かりやすい意思表示です。

ミスも増え、出社もギリギリになるし、集中力も欠如します。

早い段階で相談に乗ったり、会話する事が大事。

13、施設内・院内のイベントやプライベートでの誘いも、いつも断るようになった

組織でのイベントや内内の飲み会や遊び等、以前は喜んで参加したのに、恋愛、結婚や子育てなどの環境変化がないのに、最近はいつも断る。

これも兆候。

14、会話をすれば済むことでも、メールやメモを使い、コミュニケーションから逃げている

直接のコミュニケーションから敢えて逃げている事が増えたら要注意。

15、今まで従順だった職員が、明らかに反抗的な態度を取るようになった

これは即離職というより、面倒なヒトの影響を受けて面倒な価値観や思想ができつつあること。

しかし、これまで従順なヒトが急変したら、やはり離職は近い。

 

いかがでしょうか、皆さんの周囲にこんな兆候の人がいたら、要観察です。

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