2025.11.25 チェーンプロンプト×コーチング=最強の生成AIを活用コンサルタント

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最近は、いろいろなプロンプトが無料で出回っています。

初期はその「無料プロンプト事例」をもらうという事をPRするだけでも集客効果がありました。

しかし、昨今では単発プロンプトをいくらもらっても、そこまでありがたみはありません。

徐々に多くの生成AIユーザーが賢くなっているのです。

生成AIを活用したコンサルティングでも、やはりまだまだ単発プロンプトを使うだけで、「自分も生成AIを使ってコンサルティングをしている」と自負しているコンサルタントも多数います。

しかし、実際に精度の高い生成物を出そうとすると、単発プロンプトに追加質問を繰り返すだけでは、求める結果にたどり着かない事が多々あるのです。

だから、コンサルティングで生成AIを活用するなら「コンサルティグチェーンプロンプト」を修得する必要があります。

ただ「コンサルティングチェーンプロンプト」だけを修得すれば、誰でもできるのか?と言われると「それでは50点ですね」と言わざるを得ません。

何故なら、プロンプトに対して精度が高く、具体的な回答をする為には「コーチング質問」が不可欠だからです。

ではどうすべきか?

1,チェーンプロンプトは成果物を因数分解する事

何故「単発プロンプト」ではなく、「チェーンプロンプト」がいいのか?

単発プロンプトはその都度の質問で、出てくる生成物に対して、直感的に自分のイメージに沿って再質問や追加プロンプトを入れていきます。

ところが「チェーンプロンプト」とは、最初から目的の生成物を具体的にイメージして、それを段階的にAIに学習させながら、目的の生成物に近づけるものです。

いわゆる「公式に沿って一番近道」を示しているのです。

その為、最終生成物を出す為には、どういうものが前段階に必要かを段階別の因数分解していきます。

この因数分解の考え方が分かると、クライアントの求める生成物に対して、どういう段階的なアプローチをすれば、より生成AIの結果の精度が上がるかが見えてきます。

例えば、クロスSWOT分析からの中期経営計画や自社に合った新規事業案を生成したい場合は

  • 第1段階…企業プロファイルでの情報整理
  • 第2段階…「強み分析」の情報整理
  • 第3段階…制約条件と「機会分析」の情報整理
  • 第4段階…「積極戦略」の生成
  • 第5段階…追加条件を入れて「積極戦略」の絞り込み
  • 第6段階…「積極戦略」からの中期経営計画
  • 第7段階…「積極戦略」からの「新規事業草案」

この7段階で目的の生成物を作ります。

面倒くさそうですが、より精度の高いものになるのは間違いありません。

コンサルティング現場で生成AIを使う場合、高い精度を目指すなら、「チェーンプロンプト」が必要だと思います。

1月23,24日の「生成AIコンサルタント養成 bootCamp」では、この「チェーンプロンプト」の思考方法から、実際の生成事例を特訓形式で習得してもらいます。

https://re-keiei.com/blog/generative-ai/2300-2025-10-17-2026-1-23-24-ai.html

 

2,プロンプトの質問の答え方が劇的に変わるコーチングヒアリング

「チェーンプロンプト」は生成目的が明確の為、各質問事項も具体的に書かれています。

では「チェーンプロンプト」を使えば、皆同じような生成物ができるのか?と言えば、さにあらずなのです。

それは「チェーンプロンプト」に書かれた各質問のどんな回答を入れたかで生成物が変わってくるからです。

実はコンサルタントが現場でチェーンプロンプトを使う場合、プロンプトの質問内容に対して、よりかみ砕き、より具体的に、背景も入れた「深堀回答」が求められるのです。

この「深堀回答」をクライアントにしてもらう為に、コンサルタントや会計事務所は「プロンプトの質問」一つ一つに対して「深堀質問」「事例ヒント」など「コーチング質問」を多用すると、更に効果が上がります。

プロンプトに書かれた質問を棒読みして、相手が答えたものをそのまま入力した結果と、深堀質問、事例ヒントを多用した「深堀回答」をした結果では、相当な開きが出てきます。

だから、「生成AIコンサルティング知識」がイマイチでも、コーチングヒアリング能力が高いなら、いい生成物ができるのです。

 

3, 結局、生成AI上手はコーチング上手、回答上手である

「自分にはあまりプロンプト知識がない」

「チェーンプロンプトの概念が分からない」

「生成AIを本格的にコンサルティングに使えていない」

と、生成AIに対して「苦手意識」がある方、大丈夫です。

結局、「生成AI上手はコーチング上手、回答上手」だからです。

クライアントに適切な「深堀質問」ができる習慣があれば、「深堀回答」を誘導できます。

「深堀回答」が的確ならチェーンプロンプトの精度が多少低くても、それなりのいい生成物が出ます。

生成AIを使えば、誰でもコンサルティングができると思われがちですが、「聴き方次第」「深堀回答次第」で生成物の結果が異なります。

更にプロンプトにさらっと回答を誘導するだけでは、クライアントも「十分聞かれた感」がないので、生成物に対して思い入れも少なくなります。

深堀回答を誘導したコーチングヒアリングの結果生成されたものは非常に納得感の高いものになり、その生成物を業務活用しようと思うのです。

この部分がある限り、いかに生成AIが凄かろうと、「人間コンサルタント」の意味は存在し続けます。

 

生成AI活用のレベルを上げるのは「チェーンプロンプト」×「コーチング」

です。

プロンプト技術だけでも50点、コーチングヒアリング技術だけでも50点。

その両方を修得する目的で、1月23,24日の「生成AIコンサルタント養成 bootCamp」を開催します。

是非、このあたりの本質を一緒に勉強しましょう。

https://re-keiei.com/blog/generative-ai/2300-2025-10-17-2026-1-23-24-ai.html

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