嶋田利広ブログ

コンサルタント事務所経営

コンサルタントスキル習得の早道 「パクる」「真似る」

クライアントとのコンサルティングの中で、いろいろなノウハウやスキルを常に開発していかなければならないのは、コンサルタントの宿命みたいなものです。

  • クライアントが具体的に要望している事
  • コンサルタントから見て、提案した方が良い事

いろいろな会議や面談の場面で、コンサルタントは「気づくタイミング」があります。しかし、いかに気づいても、自分にそのノウハウや経験、スキルがないと、それ以上突っ込んだ会話になりませんね。すると、

  • 当たり障りのない、お茶を濁した会話
  • 違う話題への誘導
  • クライアント自身で何とかするような無責任な言い回し

恐らく、こういうことになるでしょう。そこで、「勉強好きなコンサルタント」は、いろいろな本を読み、セミナーに参加して学びます。しかし、どう考えても「限られた時間」でコンサルタントが種々様々な分野の学習を一からすることは不可能です。

1、「勉強する」とは、「具体的に入手する」こと

セミナーや本で耳学問の勉強をしたとしても、「自分は勉強した」という自己満足でしかありません。何故なら、それを現場に活かしてこそ、「勉強=実学」になる訳です。現場に活かすには、耳学問を「見える化」して、クライアントに提供しなければなりません。口頭で説明するだけでは、クライアントは納得しません。だから、「勉強」したら、何かのアウトプットできるような「具体的な入手」が必要です。

それがセミナーテキストから抜粋できるツールや配布された資料など。勉強だけしてツールが手に入らないセミナーや研修は、きつい言い方をすれば「自己満足」に過ぎないといわれても仕方ないですね。

2、「勉強する=時間を買う」概念が必要

セミナーや研修に参加して勉強するとは、時間を買うという概念を持つべきですね。もし自分が一から調査し、分析し、仮設を立て、実践という経験を積むのは大事ですが、時間がかかりすぎます。だったら、既にある「実証済み・作成済みのノウハウ」を学習する事で、「忙しいコンサルタントが時間を買って、習得時間を短時間化」させることが重要です。

3、ノウハウコレクターは悪くはない

世間にはセミナーや研修、ツール購入ばっかりして、

  • 現場に活かしていない
  • コンサルタントの生産性につながらない

人がいます。いわゆる「ノウハウコレクター」と言われる人たちです。しかし、これは決して悪い事ではありません。「ノウハウを仕入れ、記憶の冷蔵庫に保管」したのですから、解凍方法さえ知れば、いつでも取り出せるということです。

4、経験、ノウハウの「見える化」したテンプレートは、「時間を買うこと」

コンサルタントのPCにいろいろなケースで使える

  • 事例
  • ツール
  • チェックリスト
  • フォーム・フレーム

があれば、コンサルタントはクライアントの要望に沿って、いつでもノウハウを取り出すことができます。そのノウハウは、自分で経験したものや、構築したものでなくても、それを「見せて概要を説明する」だけで、クライアントが自ら有用な価値を判断します。他のコンサルタントが長年経験した教材やツール、テンプレートを活用するということは「コンサルタント自身の時間を効率化する」ことに直結するんですね。

 あなたのPCには、いつでも取り出せて、クライアントに見せられるツール、テンプレート、実例、フォームフレーム、記入例はいくつ入ってますか?

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