コンサルタント開業準備マニュアル(コンテンツのつくり込み)

今の時代、「契約すれば良いコンサルティングをしますよ」的な打ち出しでは、誰も振り向きません。高額な金額を言ってくるコンサルタントから、いかがわしいコンサルタントまで、いろいろなコンサルタントがいるから、中小企業の経営者の中には「コンサルティング契約」には慎重になっている人も結構います。

そこで、「新規客を増やし、稼いでいるコンサルタント」には、「コンテンツを豊富にそろえ、事前に見込み客を教育してから、契約までもっていく」ケースが増えています。以前ならセミナー参加が、事前の教育でした。セミナーを受講してコンサルタントの価値観やノウハウを知り、依頼するパターンです。しかし、これも今では「セミナーだけで終わる」ケースも増え、「セミナー後即契約」の比率は全国的には減っているという声も聴きます。今は、セミナーではなく、各種のメディアを使いをコンテンツをドンドンだして、見込み客の認知度を上げてもらうパターンが徐々に増えている訳です。

1、コンサルタントのコンテンツとは何か

コンテンツとは、コンサルタントのノウハウや知識を「文字化」「動画化」したビジュアルです。そしてコンテンツのノウハウとは

  1. そのノウハウを文書化し、それを読めば、具体的に参考になるモノ
  2. その専門分野に興味を持った人が喜びそうな裏情報を持っている事
  3. 固有の事例があり、即イメージが沸くもの
  4. どこかからのコピペでなく、オリジナル性の比重が高いモノ
  5. 本やネット上からの情報の引用でも、独自の視点で解説されたモノ
  6. 自分の専門分野の中で出せる事例、整理された理論
  7. 毎日の活動の中で、経験した事実、事実の背景
  8. 過去のクライアントへのコンサルティングで作成したアウトプット

 等が喜ばれるコンテンツです。逆に「一般論のノウハウ」で、どこでも手に入るものはコンテンツのとして価値はあまりない時代です。

2、コンテンツをゼロから創り出す

コンテンツを作りだめするには、どの角度から整理した方が良いでしょうか。私たちがは以下の5つを推奨しています。  

  1. 体系図を書く(コンテンツ整理)
  2. PCに入っている過去のコンテンツからファイルを抜き出す (棚卸)
  3. 他人の記事(ブログ、本他)、コンテンツに注釈し再コンテンツ にする
  4. 記事計画とフレーム、情報アイデアの溜め方パターンをつくる
  5. メルマガ・ブログ・YouTube・facebookも、まずは同じコンテンツ から

 一つずつ見ていきましょう。

①体系図を書く

  • 何の計画性もなくコンテンツを書いていても、必ず壁が来る
  • だから、ロジックツリー方式で、メインコンテンツを3つ位に決め、 サブコンテンツをメインコンテンツにつき10以上アイデアを出す
  • イメージはタイトルを見れば、何が書いているかある程度分かる レベルのサブコンテンツで可
  • このサブコンテンツがメルマガやブログ、FAXDMのタイトルになる のでドンドンイメージして書く 
  • メインコンテンツの周辺を多少逸脱してもよい位に広げる
  • 仮にそのノウハウは持ち合わせていないサブコンテンツがあったと しても、それは後からネット上から情報は手に入るので、お構いなく進める

②PCに入っている過去のコンテンツからファイルを抜き出す (棚卸)

  • コンサルタントのPCにはいろんなノウハウや情報や事例などのファイルが入っている筈(WordかExcelかPowerPointなんかで)
  • そのデータは、1の体系図のどれかのサブコンテンツに該当するはず。
  • もし、「あ!こんな情報データがあったのか。忘れていた」と言うなら、後か ら体系図のサブコンテンツに追記する
  • この過去のデータはコンテンツそのもの。ただし固有名詞や出してはいけな い情報の取扱は慎重に。

③他人の記事(ブログ、本他)、コンテンツに注釈し再コンテンツ にする

  • 実は、コンサルタントのブログやメルマガを見ていると、このパターンは結構 多い
  • オリジナルコンテンツはなくても、本や雑誌からの引用とそれに関する感想 や自分なりの経験を記事にするケース
  • 時事問題からも自分の感想や主張を中心としたメルマガは書けるが、そ ればかりだと、今後の小冊子レポートなどのコンテンツにはなりにくい。
  • だから、オリジナルの記事を参考に、自分の考えや事例をベースとした「新 しいコンテンツに仕上げる」つもりで書く

④記事計画とフレーム、情報アイデアの溜め方パターンをつくる

  • 棚卸した情報をもとに、記事作成計画(最初は毎週1つ程 度)
  • 記事を書くなら、最初に何を書いて、このあたりで事例を書いて、 ここで締めてなどの大体のパターン・フォームをつくる
  • コンテンツにつながる情報やアイデアが思いついたらスマホのボイ スメモ等を使い、その都度記録させておく

⑤メルマガ・ブログ・YouTube・facebookもまずは同じコンテンツ から

  • メディア別にコンテンツを作ろうと思うと、続かない
  • ブログの情報をそのままメルマガに転用して配信
  • その情報をfacebookにも配信 、その情報を解説した動画を撮影し、YouTubeにアップ(先に  YouTubeにアップして、ブログ、メルマガ、facebookにしても可)
  • セミナーや企画ものをしていないコンサルタント事務所は、コンテ ンツを作って定期配信する仕組みを自分で構築する必要がある(当社で行っているフォローはメルマガやブログと動画コンテンツが 中心)
  • たまに「溜めたメルマガを再編集して無料レポート」にして会員  や見込み客に送る事(何年も会っていない見込み客にも送付)
  • どんなコンテンツをどう作り置きしておくかも、顧客フォローには大 事

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