嶋田利広ブログ

コラム

時間の価値観が違い過ぎる相手とは組みにくい

長年、コンサルタントをしていて、それなりにやってこれている理由は、いろいろあるでしょうが、私は「時間に関する価値観」が間違っていないから、続いているんだろうと思います。コンサルタント同士がJVを組んで、ちょっと不信感を持つ場合もこの時間軸の違いではないかと思う事があります。

例えば、

  • 会う約束した時間前に現場に到着する
  • 遅れるならその前に必ず電話を入れる
  • メールやLINEでの問い合わせ、留守電には、早めに対応
  • スケジュールや行動の段取りの漏れを防ぐ為にメモを取る
  • ダブルブッキングはしない
  • 相手が返事を待っているなら、電話ができなくてもメールやSNSで即対応

まあ、こういう事は性分だと言ってしまえば、その通りですね。

ですが、この6つの事を平気で、やらない人がいます。社員研修などで「基本動作が大事」と言っているコンサルタントの中には、これができてない人(組織人としての資格に疑問がある人)が少なからずいます。そうすると、JVで組んだ場合、この時間や基本動作のズレから「不信感」を持つようになります。

本人の時間のペースと、他人の時間のペースが違う事を認識していない組織で時間軸の違いが一番出る言葉は「なるはや」です。「なるべく早く・・・」の意味です。「急いで」と言われれば、当日中か翌日朝まで、「なるはや」と言われれば、3日以内「期限」を言われないなら、1週間以内が一応の流儀だと心得ています。

しかし、時間軸が遅い人には、この流儀が通用しません。「急いで」と言われたら、1週間「なるはや」と言われたら、1か月以内「期限」が言われないと、放置もし、このような時間軸のパートナーやJVだと、時間の厳しい人は「ヤキモキ」するのです。それがストレスになってしまいます。

 仕事の時間軸が遅い人は仕事ができない訳でもないただ面白いのは「時間軸が遅い人」が必ずしも、仕事ができない訳ではないのです。特にクリエイティブ系やシステム系の人は、この傾向があります。我々コンサルタントもクリエイティブ系と言えなくもないですから、そういう「はぐれ組織人」がコンサルタントになっている場合も結構あります。

 ただ、いかに仕事品質はそれなりにあっても、時間軸は守ってほしいですね。クライアントの中にはせっかちな方も多いですから。

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