嶋田利広ブログ

「中小企業のSWOT分析指導の第一人者」が現場からお届け

2026.7.8 7月24日19:00~のオンラインサロンは「社員の行動を変え利益を稼ぎ出す「経営理念浸透型人事評価」の仕組み」

7月24日経営理念浸透型人事評価オンラインサロン.jpg

「物価高や深刻な採用難に対応するため、社員一人当たりの給与を上げてあげたい。しかし、それを支払うための経営原資(利益)がどこにもない……」

と頭を抱えている中小企業経営者は少なくありません。

また、そうした顧問先を前にして「賃上げの必要性は痛いほどわかるが、原資がない以上、安易な引き上げは提案できない」と指導に苦慮しているコンサルタントや会計事務所の担当者も多いのではないでしょうか。

多くの企業が危機感から「人事評価制度」を導入しますが、その大半は形骸化し、ただの「不満が残る査定シート」と化しています。

評価制度を作っても機能せず、経営理念はスローガンとして壁に掛かっているだけ。

そんな現場の閉塞感を打破し、「社員のモチベーションを上げ、自律的な行動を誘発し、付加価値を高めて人件費の原資を増やす」という好循環を論理的に生み出す方法があります。

それこそが、RE-経営がこれまで一般中小企業約60社の指導実績から築き上げてきた「経営理念浸透型人事評価」です。

 

1,なぜ普通の人事評価は形骸化し、「賃上げ原資」を生まないのか?

なぜ、多くの中小企業で人事評価制度が機能しないのでしょうか。

それは、一般的な人事評価が「ミスをしないこと」を基準にした、典型的な「減点主義」の仕組みになっているからです。

現場でよくある光景を思い出してみてください。

評価シートに並ぶのは「規律性」「協調性」「正確性」といった、どこの会社でも使える抽象的な言葉ばかり。

これでは、社員は「とにかく怒られないように、言われたことだけをそつなくこなそう」という縮こまった思考に陥ります。

頑張っても頑張らなくても評価が大して変わらなければ、社員のモチベーションは低下し、指示待ち人間が増えるのは当然の結末です。

さらに根深いのは、経営者が「給与を上げるためにまずは頑張って利益を出せ」と言い、社員が「給与が上がったら頑張る」と主張する、出口のない水掛け論です。

経営者は「原資がないから上げられない」と悩み、社員は「正当に評価されないから動かない」と不満を募らせる。

この悪循環の原因は、評価制度が「過去の査定(給与を下げる・据え置くための言い訳)」のためだけに機能しており、「未来の利益(付加価値)を生み出す行動」と全く連動していない点にあります。

普通の人事評価制度をいくら回しても、会社が儲かる自発的な行動が誘発されないため、人件費の原資は一向に増えないのです。

 

2,【事例1】接客を拒否していた整備士が笑顔に!車検リピート率15%向上を達成した自動車整備工場

ここで、一般的な評価制度の限界を打ち破り、大きな成果を上げた実際の事例をご紹介します。

従業員30名規模のある自動車整備工場での話です。

この工場の経営者は、「技術を磨くのはプロとして当たり前。それ以上にお客様に安心を提供してほしい」という熱い想い(経営理念)を持っていました。

しかし、職人気質の強い整備士たちにはその想いが全く伝わっていませんでした。

現場では「俺たちの仕事は車を直すことだ」と接客を拒否する動きすらあり、経営者は深く悩んでいたのです。

そこでRE-経営が導入したのが、理念を具体的な行動に翻訳する人事評価でした。

経営理念にある「お客様の安心」を形にするため、整備士の職能要件に「身だしなみ」や「お客様への説明の丁寧さ」といった具体的な行動基準を組み込んだのです。

「何をすれば会社から評価され、給与に直結するのか」が明確になったことで、整備士たちの行動は劇的に変わりました。

フロント業務の質が瞬く間に向上し、かつては無愛想だった整備士が、お客様と笑顔で親しみやすく会話をするようになったのです。結果として、お客様の信頼を勝ち取り、車検のリピート率は15%も向上しました。

理念を評価に組み込むことで現場の行動が変わり、売上という「賃上げの原資」を自ら稼ぎ出す組織へと変貌を遂げた見事な事例です。

3,【事例2】熟練の職人技をAIで言語化!若手の離職率ゼロを実現した金属加工業

次にご紹介するのは、従業員80名規模の金属加工業の事例です。

この会社では、「次世代への確かな技術承継」を経営理念に掲げていましたが、現実には深刻な課題を抱えていました。

ものづくりの現場において、熟練工の持つ高い技術は「背中を見て盗め」「勘とコツだ」という世界になりがちです。

そのため、せっかく採用した若手社員も「

何をどう学べばいいのか分からない」

「自分の成長が正当に評価されている実感が持てない」

と不安を感じ、早期に離職してしまう悪循環が続いていました。

この課題に対して、同社では生成AIを活用した「職人技の言語化」に踏み切りました。

ベテラン熟練工の頭の中にある勘やコツ、ノウハウを丁寧にヒアリングし、AIを使って「5段階の明確な行動基準・技能基準」として評価シートに落とし込んだのです。

これにより、若手社員にとっては「次に何を習得すればステップアップできるのか」というキャリアの階段が完全に可視化されました。

形骸化していた「技術承継」という理念が、日々の行動と給与に直結する仕組みになったことで、若手たちの目の色が変わりました。

自発的に技術を学ぼうとするモチベーションが生まれ、結果として若手の離職率は「ゼロ」を達成したのです。

評価基準を明確にして若手が定着・成長したことで、工場の生産性は大幅に向上し、人件費を豊かに支払うための強固な付加価値の土台が作られました。

 

4、60社の指導実績が示す、行動変容から利益改善(カイゼン)へ繋ぐロードマップ

ご紹介した2つの事例に共通しているのは、経営理念という一見抽象的なスローガンを、現場が迷わずに実行できる「具体的な行動基準」にまで落とし込んでいる点です。

RE-経営の人事制度コンサルティングが、これまでに多くの中小企業や病院・福祉施設で自律的な運用に成功している理由はここにあります。

評価基準が経営理念や行動規範ベースになっているため、評価の季節が来るたびに、経営者も幹部も社員も「自分たちの原点」に立ち返ることができます。

さらに、評価シートを回す過程で、部下の良い点を発見して言語化できるリーダーが育ち、組織全体の風通しも劇的に良くなります。

明確な評価基準によって社員の自律性が引き出されると、現場からは組織の利益改善に直結する「カイゼン活動」や前向きな提案が次々と生まれるようになります。

個人的な感情でマネジメントするリーダーがいなくなり、全員が「会社の付加価値を高めるにはどう動くべきか」を考えて行動する組織が作られます。

社員の行動が変わるから、生産性が上がり、無駄が削られ、利益が生まれる。

このプロセスを経て初めて、「原資がない」という壁を突破し、一人当たりの給与を堂々と引き上げることができるのです。

 

中小企業が「一人当たり給与を上げる」ためには、気合いや経営者の無理な持ち出しではなく、利益を生み出すための「論理的な経営施策」が不可欠です。

経営理念を人事評価という仕組みによって現場の行動に落とし込み、自発的な利益改善を促すことでしか、真の賃上げ原資は確保できません。

「自社でも本当にそんな組織変革ができるのだろうか」

「顧問先にどうやってこの仕組みを提案し、指導すればいいのか」

そうお悩みの方に向けて、7月24日(金)19:00より、「経営力向上オンラインサロン」を開催いたします。

 

今回は『経営理念浸透型人事評価について』をテーマに、給与を上げるための具体的な対策を論理だてて講義します。

現状の評価制度に限界を感じている経営者様、そしてクライアントの成長を本気で支援したいコンサルタントや会計事務所の皆様、ぜひこの機会にサロンへご参加いただき、自社と顧問先の未来を切り拓くヒントを掴んでください。

皆様のご受講を心よりお待ちしております!

お申込みは下記から

https://store.re-keiei.com/pages/swot-zoom-online2

こちらのページもいかがですか?

無料電子書籍ダウンロード

「これを無料で渡すんですか?」と同業のコンサルタントがビックリしたマニュアルをご提供!各種コンサルティングマニュアルを揃えております。

コンサルティング現場実例ノウハウ

「こんな実例ノウハウを、こんな価格で売るって正気ですか?」と仲間のコンサルタントがあきれた「コンサルティング現場で活用した実例ノウハウ」があります。クライアントとの面談や会議で、また研修時に「見せるツール」しかも記入実例付きのリアルテンプレートを豊富に掲載。