嶋田利広ブログ

「中小企業のSWOT分析指導の第一人者」が現場からお届け

コンサルタントの勉強はテクニック・ノウハウが先か、マインドセットが先か?

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

 コンサルタントの勉強はマインドセットが先かテクニックが先か.jpg

コンサルタントのノウハウ習得での「ニワトリが先か、タマゴが先か」議論です。

コンサルタント起業者や収入増を狙う現役コンサルタントが学習するものは

「ノウハウ・テクニック・知識が先か」

それとも

「マインドセット(思考、姿勢)が先か」

私自身の経験から言える事は、「ノウハウ・テクニック・知識が先」

という事です。

これを言うと、「そんなことはない。やはりマインドセットが先だ。多くのコンサルタント養成講座では先に「考え方」を教育するではないか」

と。

多分それが正しい答えでしょう。

しかし、マインドセットや概念論、精神論をいくら聞いてもその場だけで納得してしまっている方が圧倒的です。

そこでどんな姿勢で学習すべきか、です。

1、コンサルタントは何故精神論より、実務テクニックを優先するのか?

多くのコンサルタントは貪欲に「テクニック・ノウハウ・知識」習得を目指します。

これは「即活用したい」という意思の表れです。

しかも自身の「理念」や思想哲学の重要性も分かるが、それは直ぐ相手に「見せる」ことができません。

そして、ある意味「テクニック・ノウハウ・知識」を習得すれば、顧客拡大やコンサルティングアイテムアップなどの「業績直結」を期待しているのです。

元より、コンサルタントは「職人気質」「技術者気質」の傾向があるので、当たり前かもしれません。

私自身も「概念論・精神論」より「テクニック・ノウハウ・知識」習得を奨励しています。

 

2、テクニック・ノウハウを学べば学ぶほど、マインドセットの重要性が分かる

ところが技術やノウハウ・知識を学べば学ぶほど、それを活かす為の行動や習慣、ものの考え方の壁を感じます。

学んだ瞬間は「ワクワクして、早速活用しよう」と思います。

しかし、1日経ち2日経つと思いが覚めてしまい、行動に移りません。

このような事を何十回も繰り返していくうちに「自分は勉強するのが好きな訳で、実行するのは苦手かも」と自虐に走ります。

マインドセットとは心構えであり、習慣化させる思想です。

行動に落とし込まない、習慣化しない、それは基本思想の問題なのです。

だから、いろいろ勉強するとそのうち「自己啓発や運命学、スピリチュアル関係」に目覚める人が多いのです。

 

3、テクニック・ノウハウより上の概念「基礎技術」が重要性

まあマインドセットは大事としても、せっかく学習したテクニック・ノウハウ・知識を活かす為の「基礎技術」がないため、元の木阿弥になっている場合もあります。

コンサルタントの「基礎技術」とは、3つの基本、5つの技術に分けて考えています。

3つの基本とは

●とれる・・受注が取れる、営業力がある、仕事を持ってこれる

●書ける・・本が書ける、SNS記事を書き続けられる

●話せる・・講義ができる、個別面談ができる

この「とれる」「書ける」「話せる」はコンサルタントの基本要素と位置付けています。

5つの技術とは

●コーチング面談ができる(相手から聴きだせる質問力、ヒント力、文字化力があり、常に5W2Hを意識している)

●即アウトプットができる(顧客の眼の前で何らかの議事や文字のアウトプットができる)

●即フレームが作れる(必要なExcelフレームを即効でできる)

●見せながらPC入力ができる(モニターやプロジェクターに、会話しながらPCでの入力状況を映せる)

●各作業のゴールがイメージできる(どんなコンサルティング作業でもゴールのイメージあり、プロセスが分かっている)

 

 こんなことが基礎技術と言われるものです。

これらの基礎技術があれば、何とかなるのが「アウトプット型コンサルティング」です。

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