嶋田利広ブログ

SWOT分析コンサルタント

2023年こそ実現しようシリーズ4「コーチング質問力」「ファシリテーション力」「要約した文字化力」を高めよう

SWOT分析、KPI監査、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

2023年こそ実現しよう4コーチングファシリテーション文字化.jpg

「結局、経営コンサルタントに必要な技術って、コーチング質問力とファシリテーション力、要約した文字化力の3つなんですね」

これは、ある中小企業診断士と話した時、彼が言った一言。

その通りです。

世の中には、いろいろなコンサルティング技術や知識、ノウハウが氾濫していますが、どんなメソッドを使いこなすにも、この3つのスキルがなければ、うまくいきません。

ではこの3つの能力をどう鍛えればいいのか?

1,コーチング質問力を高める

コーチング質問力とは「ヒントを多用して聞き出しながら、相手が自ら気づく質問」をする事です。

しかも、単にチェックリストに沿って質問する事ではありません。

いかに「深堀と連続性の質問」をするか、です。

多くのコンサルタント・会計事務所で「ヒアリング力」が欠落しているヒトは、この質問の深堀や連続性が圧倒的に不足しています。

一番足りないのは、一つの事を聞いて、そのことについて何回も「Why」を聞き出す事。

経営者や幹部が発した言葉にはすべて背景や理由があります。

その背景や理由にこそ、重要なメッセージが隠されているのですが、そこを探ろうとしないのです。

そして一番やってはいけない事を普通にしています。

それは

「表面的な言葉だけを一度聞いて、即我流のアドバイスに走る」

ことです。

「なぜなぜ分析」をするつもりで「ヒアリング」「質問」を行うと、今まで聞けなかった隠れた事実をたくさん聞くことができます。

 

2,ファシリテーション力を高める

ファシリテーションとは「合意形成」です。

マンツーマンの会話型なら、ヒアリングやコーチング技術でいいですが、複数の参加者で行う経営会議や研修の場面では、このファシリテーション技術がモノを言います。

どうやって、すべての参加者の声を聴きだすか。

このファシリテーション技術を普通に使うことができると、研修も5名以上の会議の推進も上手になります。

ファシリテーション技術の詳細は下記から

https://www.re-keiei.com/blog/swot/649-swot-72.html

 

3,要約した文字化力を高める

数年前、ボイスメモが登場し、ある方から

「これからの会議議事録はボイスメモで、PCの聞きながら文字入力は不要になります」

と言われた事があります。

しかし、まだまだ私の関連では、ボイスメモの文字がその場で公式議事録になることはありません。

後から聞き返し「文字起こし」に使う程度です。

何故、想定したようにならないのか?

それはボイスメモには優先順位や要約した表現、重要視すべきこと等、「人間の固有の判断」まで行う機能がないからです。

これはAIが進んでも当面、中小零細企業には普及しないでしょう。

SWOT分析であれ、経営計画書であれ、KPI監査であれ、我々はヒアリングしながら、文字化し、それを要約して眼の前で「見える化」します。

「要約した文字化力」は、議論の本質の理解や固有名詞への落とし込み、決定事項への誘導等、複数の要素が含まれます。

だからこのスキルを身に着けたコンサルタント・会計事務所は、一生のスキルを手に入れた事になるのです。

 

今年2023年は是非、この「3つのスキル」を高めて、現場での貢献度を増やしましょう。

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現場ヒアリング技術や要約した文字化力を鍛えるには「ロープレ」が一番

2023年3月25日(土)13:00~17:00 「zoomでのSWOT分析ロープレ」を開催

zoom上で模擬訓練を何回も行う事で、「聞き出すコツ」・「書きだすコツ」が見えてきます。

少人数なので、是非この機会に練習しませんか?

https://store.re-keiei.com/pages/zoom-swot-basic-ver

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