毎月「zoomによるSWOT分析ロープレ個別レッスン　プレミアムver」を開催しています。

以前ならロープレ（模擬訓練）も実際の研修会場で行っていましたが、今はオンラインでできます。

何故こんな企画を5月から始めたかというと、「コンサルティング現場は失敗経験の積み上げ」からしか体得できないからです。

SWOT分析も実績数を増やし、経営戦略の協議を行うには「最初から成功しているスーパーマン」はいません。

誰も何らかの失敗を繰り返して、そこそこのレベルになっています。

かく言う私も最初の方は失敗ばかりでした。

しかし、回数を重ねるごとにコツが分かり徐々に円滑に進んでいくものです。

１、SWOT分析現場での失敗経験とはどんなものか？

失敗と言っても色々あります。

SWOT分析検定受講者の声を聴くと

●途中でヒアリングが収拾つかなくなりギブアップした方

●頭の中が真っ白になって黙り込んだ方

●PCへの入力がピタッと止まった方

●相手の言葉を文字化できず、何となく聞いているだけで終わった方

●固有の落とし込みができず、表面的な言葉ばかりになった方

多くの方はこれらを失敗だと言います。

SWOT分析を提案する側からすれば、確かに思うカタチにならなかったのですから「失敗」と思われても仕方ありません。

私自身も以前のブログにも書きましたが、初めてSWOT分析を指導した経営顧問先の経営者から

「SWOT分析ってあまり大したことないね。理論は分かるけどうちみたいな中小企業には使えないフレームだと思いますよ。だってなかなかいい意見が幹部からも出なかったですもんね」

と。

私自身のSWOT分析の進め方がちぐはぐだったことは、私自身が一番分かっていました。

返す言葉もなかったことを覚えています。

２、SWOT分析が失敗だったか、成功だったかを決める基準

それ以降、私自身はいろいろ場面でSWOT分析の場数を増やし現在に至っています。

過去の経験の中で面白いことが相当数あります。

それはこちらが「今回のSWOT分析は失敗だった」と思っているのに、経営者から「今回のSWOT分析研修は良かったですね」と評価された事です。

こちらが失敗だったと思ったのは、

●固有名詞に落とし込めなかった

●固有戦略ではなく、戦術論でお茶を濁す結果しかでなかった

●議論の脱線がたくさんあり、コア部分の議論の時間が少なく浅かった　等々

当然こんな感じなら失敗に近いと思います。

ところが経営者からは

●皆の意見を聞くことができた

●自分の考えが整理できた

●BCランクにの客の声をこれから集めようと思った

●開発メンバーに与えるヒントが生まれた　　等々

決して「固有の経営戦略」が具体的に生まれたわけではないのに、経営者の評価が高いのです。

実はここに「SWOT分析議論」の大きなメリットがあるようです。

３、SWOT分析のロープレ失敗こそ、現場での自信になる

どの業界でもロープレをトーク訓練に取り入れています。

ただSWOT分析ロープレはいろいろなロープレの中で実際の現場に近い臨場感が体感できるという意味では、特殊性があります。

何故なら「ヒアリングをしながら、相手に意見を言ってもらい、それを眼の前に文字化」していくからです。

説明力・プレゼン力のロープレとは違います。

実際のSWOT分析ロープレはこんな感じです。

https://re-keiei.com/blog/swot/1238-100.html

このロープレの失敗経験をたくさん積んだ方が、実際の現場ではスムーズに実行できます。

失敗といっても個人別にそれぞれ大体の傾向があるものです。

この失敗の傾向をつかむことこそ、自信への入り口です。

ロープレで失敗経験を積むと、「ヤバい、このままじゃ袋小路にはいるから、視点を変えたあの質問で展開しよう」と途中で気づきやすくなります。

これこそ模擬訓練と言いつつ、既に現場スキルが分かっている証拠です。

だからロープレを６回以上社長役もコンサルタント役も経験すれば、大体見えてきます。

「zoomによるSWOT分析ロープレ個別レッスン　プレミアムver」でも、社長役、コンサルタント役がそれぞれ2回経験できますが、あとは実践で現場を経験して貰う事です。

「zoomによるSWOT分析ロープレ個別レッスン　プレミアムver」の詳細はこちら

https://re-keiei.com/blog/swot/1240-zoom-swot.html

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